宮殿の夢-2 ページ2
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枯れた花を持ち上げて呟いた。
アナタ、私の好きな人に似てるわ。
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｢そっか！じゃあクリアしなきゃ！
それじゃあね!｣
頭が廻らなくなりそうなPipiは、
言うなれば付属の説明書を読まず勘だけで
ゲームをプレイするようなタイプだった。
ちょっと、と止める記録者の声も虚しく、
Pipiは外に駆け出してった。
その2秒後である。
カチッと言う謎の音と共に、
Pipiの体がぐらつく。
足首に冷たい物が貼り付くと、
それが緑色の蔓だと言うことが分かる。
それが理解出来ると、Pipiはフラッと
意識を呆気なく手放した。
｢ね、言ったでしょう。
説明はあと一言で終わりだったのに｣
あーあ、とPipiは呟いて、
一言の説明をベッドで待った。
｢説明ですが……
私から答えを得ることは出来ませんが、
助言やヒントを得ることは出来ます。
他のCPUにも同じことが可能です｣
*
またドアを開けて、隣の記録者に質問した。
｢前ここ出た時カチッていったんだけど、
それは何の音なの？｣
｢ドアの前に設置されている床板ですね。
踏破式ですから踏むとcloudが来ます｣
｢cloud?花じゃないか｣
｢cloudに殺 されたのは貴方も同じでしょうに｣
何を言うんだ、と反論しようとしたとき、
Pipiはcloudの様な蔓に
殺 されたのを思い出した。
そうか、あれは板を踏んだからなのか。
今度は板に気をつけて、廊下を歩いていった。
｢ねぇ｣
｢質問?｣
｢貴方は罠に殺されることないの？｣
｢ありますよ。
だからこうやって注意してるんです｣
｢ふぅん……｣
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Анжелика(プロフ) - しおらーさん» ありがとうございますq(^-^q)がんばります！ (2018年8月11日 11時) (
レス) id: bffa3645ba (このIDを非表示/違反報告)
しおらー - ホーム画面可愛いですね！続き待ってます！ (2018年8月11日 9時) (レス) id: 20fea025ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Patricia | 作成日時：2018年5月16日 19時
