輝く月と薔薇の花 (ページ21)

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表世界と裏世界ページ21

『、、、は？』

話を聞いたが全く理解ができない、人の話を理解するのは得意だと思っていたのだが。

「ですから、あなたの第1の記憶、つまり生まれてから拾われるまでの記憶が目覚めようとしています」

「何者かの手によって、ね」

『その何者かは僕の記憶を蘇らせてどうするつもりだ、、、』

「それは私にも、、、」

僕の記憶が自分に有利に働く人、、、知人の誰かかはたまた第三者か、、、

「、、、はっ」

『な、なんですかアルベルトさん』

「ルナさん、貴方痣のようなもの出来ていましたよね、それと関係があるかもしれません」

『え、ん？なに、どういうこと？』

「広がる痣の原因はは呼び覚まし粉という魔道具の可能性があります」

『呼び覚まし？あれって販売は禁止されたんじゃ』

「えぇ禁止されました、表の世界では」

表の世界、それは一般人や神獣、魔導師などが住む外側、光の世界とも言われている

「裏世界ではまだ禁止されていません」

裏の世界、それは闇魔女や魔獣など闇に堕ちた者が住む内側、闇の世界とも言われている

「貴方は、ルナさんの記憶は、裏世界の誰かに利用されそうになっているかもしれません」

『はっ、、、ハァ、ハァ、、、』

「あ、ルナ起きた！リツー！ルナ起きたー！」

「そこに置いてるご飯食べさせてあげてねェ〜！」

「おっけー！」

目から覚めたみたいだ、何故ご主人が僕にご飯を与えてるのだろうか

『何してるんですか』

「ルナ熱出しててね、俺とリツが看病してるんだ」

『リツさん料理作れるんだ、、、ゴホッゴホッ、、、』

まぁありがたく貰っておいた、結構美味しくてびっくりした