J.WEST 恋愛短編集

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赤side
桃「元気しとった？」






「お、おん。望は？」






桃「まぁな。しげ、今は付き合っとる人とか居るん？」






「居らんよ。」
なんでそんな事を聞くん？






桃「そっか。良かった。もし居ったら諦めようって思っとったけど、諦めんくてええんやな」






そんなん言われたらいやでも期待してまう。今でも好きなん？って。






桃「なぁ、なんであん時別れようって言ったん？」






「…！」






桃「俺は確かに子供やったよ。けど、しげを好きな気持ちは誰にも負けへん。」






「やとしても、未来なんて分からんやろ。望からしたら青春の１ページに過ぎない。そうやろ？」






桃「そんなん！二人でなんとかすればええやんけ！しげ一人で抱え込まんでよ。」






「…それでも、望が大好きやから。だから幸せになってほしいって思って。望にはまだまだ、先があるやん！






俺みたいな奴と付き合っとった、なんて過去にして可愛らしい女の人と、付き合った方がええって思って…」






俺は思っている事を全て話した。

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