J.WEST 恋愛短編集

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桃side
しげから甘えて来てほしいから、あえて俺は甘えに行かん。
これが俺の作戦やねん！






しげも何かちょっと寂しそう。かわええな〜。早く甘えてこおへんかなー。






「はぁー、さっぱりしたー。しげも入ってくれば？」






赤「お、おん。」






なんかおもろいテレビないかなー？






ﾄﾞﾝｯ!






「ぐぇ！…え？しげ？どしたん？」






突然の衝撃は、しげが思いっきりタックルして抱きついてきたからやった。






赤「俺なんかした？」






「へ？なんで！」






赤「やって、今日…全然甘えてこおへんやん。」






「…そうか？」






ここは我慢して、しげから甘えて来るのを待つんや。






赤「そうやもん。」






「しげは別に何も悪いことしてへんよ？けど、しげはあんまり甘えられたくないんかなって思って。」

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