この恋は上手くいかない。桃×赤 (ページ3)

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ep.2 ページ3

桃side
『…ぃ、…ろ！…小瀧！』

黄「起きろ、小瀧！！」

「…んぁ？あれ、もう朝礼？」

黄「ちゃうわ、もう２時間目の数学や。」

「うそ、まじか…」

どっ、と笑いが教室中に響く。どうやら、朝礼までに起きるつもりが、一時間分、授業を寝過ごしてしまったらしい。
まぁ、英語やからええんやけど。

「ちぇ。」

あ、重岡君はしっかり起きてこっち見とる。というか、ほんまもさっとしとるな。
気を取り直して授業を受け始めることに。そのあとはちゃんと受けたで？

青「望～、飯ー。」

「おぉ、今行くー！」

いつもの通り、流星と昼飯。自慢やないけど俺ら二人ともそこそこモテるから、あんまし人の来ない屋上で食べる。

普段は、ほぼ俺らだけなんやけど今日は違った。先客。またか。

「って、あれ重岡君や。」

青「…もう１人は神山？」

「あの二人って仲ええんや。どうする？別の場所行く？」

青「えぇー、めんどい。ええやん、仲良く一緒に食べようや！」

「は？え、おぃ！」

青「なぁなぁ、一緒に飯ええ？」

嘘やろ…ほんまフレンドリーやな。びっくりして二人ともきょとんとしとるやん。

「あー、ごめんな急に。俺らもここで普段食べとるから。」

緑「あ、そうなん。俺は全然ええけど…」

赤「…俺も全然。」

青「よっしゃ、決まりやな！俺、藤井流星。こっちは小瀧望。」

緑「俺は神山智洋。こっちは重岡大毅。よろしくな。」

「よろしく。」

これが俺らの初コンタクト。まさかこれからあんな日々が待っとるやなんてな。

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雪、凄いですね。皆さん、滑ってコケたりしてケガをしないように注意してくださいね！