この恋は上手くいかない。桃×赤 (ページ14)

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ep.13 ページ14

それからというもの、小瀧君とはたまに話す仲にはなった。
あと、一緒に昼ごはんを食べるようにも。

桃「んぉ！神ちゃんの弁当うまそ！」

緑「そう？なんか欲しいおかずある？」

桃「え、くれるん？じゃあ卵焼き！」

緑「ええよ、はい。」

桃「んー、うまっ。神ちゃんのお母さんが作ってるん？」

緑「いや、俺が。兄弟の分もね。」

桃「へー、料理上手ってええよな。なぁ流星。流星もそう思わん？」

青「…んぇ？あー、ごめ。聞いてへんかった。なんか言った、望？」

桃「ったく、もーええですーっ！」

青「なんやね…」

藤井君とも喋るようになって。呼び方も皆、ラフな感じになっていった。
神ちゃんなんか、流星にのんちゃんやからな？俺はまだ、名字呼びだけど。

桃「しーげ、しげは今日昼なに？」

「え、あー、えと。焼きそばパン。」

桃「…だけ！？少なくない？」

「あんまし、食べれへんのよ。小瀧君は沢山食べるなぁ。やからそんなに大きいん？」

桃「まぁねー。しげはもうちょい、食べなあかんよ！食べなさ過ぎ！」

「うっ。」

桃「俺も手伝うし。少しずつでええから、増やしたら？」

「う、うん…」

桃「あ、あと。次から俺の事、小瀧君って呼んだら罰ゲームね。」

「へっ？」

桃「今決めたから。よろしく。じゃあまずは一回、俺の事呼んで？」

ちらっと神ちゃんを見ると、藤井君と楽しそうに話とって。助けてくれる様子は無さそう。小瀧君はズンズン迫ってくるし。どうしたら…？