この恋は上手くいかない。桃×赤 (ページ13)

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ep.12 ページ13

桃「おはよーしげ！」

「…ぇ、あ、あのっ、えと…」

桃「ぶはっ、キョドりすぎww」

「…ぁ」

桃「ん？」

「お、おは…よ」

桃「うん！おはよ！」

ニカッと笑った彼の笑顔は、朝日のように輝いていて。何故か涙が出そうになった。

「は、早いね…今日」

桃「まぁな、しげに会いたくてさ！」

「ぇ…」

桃「あんまし、二人で喋るとか出来ないからさ。早く来れば喋れっかなーって。」

「なんか、話したいことでも？」

桃「えー、そんなんとちゃうよ。友達じゃん、俺ら！適当にダベるもんやない？

そーやなー、じゃあしげの事教えてほしい！好きな食べ物とか(笑)」

「あー、えっと。」

この場合は、どうすれば…

桃「あれ、困らせたか？うーん、じゃあねぇ…あ、神山くんとは幼なじみか何か？」

「あ、うん。小学校から一緒で。小瀧君も藤井君と？」

桃「せやねん。ほんまちっさい頃からの腐れ縁でさ。

あいつ、ほんまによく寝るからよー。毎朝苦労が絶えんねん(笑)」

「あー、分かる。神ちゃんも結構、寝起きが酷くてさ。ほんま毎朝、よく俺に合わせて起きれてるなぁ、って思える。」

桃「お互い苦労もんやな！」

なんか、普通に会話できてる？そうなら嬉しいな、なんて…
俺は、小瀧君とは友達にはなれたとしても、あれがバレればすぐ嫌われるのに。