先生、こっち見ないでください【五条悟】

失神回数〘５〙 ページ5

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『やらかした』


「机血塗れだな」


『私の赤血球達 一生忘れないからね』


「とか言いつつ明日になったら忘れてそうね」


『明日聞いてみて欲しい』


「嫌よ めんどくさい」




失神したAは数時間後に目覚めて血塗れの机を綺麗に掃除していた。




『伏黒恵の机にも付いてる ごめんね』


「別に気にしてねぇからそのフルネームはやめろ」


『やめろと言われたら言いたくなる』


「分かる」


「共感すんな」




アルコール消毒液を大量にかけて吹きピカピカになって改めて着席した。





『五条先生怒ってた？』


「なんで？」


『だって、人の顔みて鼻血出されたら怒るかなって思って』


「その逆。めちゃくちゃ心配してたぞ」


「そうそう 放心状態だったわよ」


『お供えしなきゃ…』


「死んでねぇぞ」




流石に失礼だったよなと思ったAは考えた




『五条先生って何が好きかな』


「甘いもんならなんでも好きって聞いた覚えある」


『甘い物かー 謝るついでに渡してくる』




お財布持って教室から出ようとすると釘崎は「また死ぬ気？」と声をかけた




『野薔薇ちゃん 私まだ死んでない』


「死んでたじゃない さっきまで」


『今日まだ1回目』


「死んでんじゃねぇか」


『死んでたら今喋ってない』


「はいはい、不毛な会話やめましょ キリないわ」


『まだ生きてる』


「はよ行けや」


『はい』






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『ただいま』


「はっや」



出かけてから数十分後 袋を持って帰ってきた



「何買ったの」


『わたあめ』


「チョイスが可愛いわね」



袋からヒョイっと出して見せた




「結構デカイな」


「うまそー！ 何処で買ったの？」


『原宿。屋台やってた』




原宿のワードに反応した釘崎はキラキラと目を輝かせて怒鳴った。




「ちょっと！原宿行くなら言いなさいよ！
私も行きたかった！！アンタら今から原宿GOよ」


「えぇー今から？」


「俺パス」


「うるせぇ 付き合え」



『行ってらっしゃい 私わたあめ渡してくる』




Aは手にわたあめを持って五条の元へ、釘崎は虎杖と伏黒を(強制的に)連行して原宿へ向かった。


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