先生、こっち見ないでください【五条悟】

失神回数〘３〙 ページ3

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「ねぇ、聞いてよ僕の生徒達」


「嫌です」

「だるいからパス」

「どったのせんせ」


拒否するウニと面倒くさそうにする釘にノリのいい虎の子




「僕悩みがあってさ」


「そーすか」

「かいさーん」

「どんな悩み？」



面倒くさくなるのにわざわざ深堀すんなと伏黒と釘崎は虎杖に無言の圧力で睨みつけた



「ここ最近、というより悠仁と野薔薇が来る前からAと全く会わないんだよね。呪力は感じるから近くにいるのは分かるんだけどさ。なんでだと思う？」




「(失神するから)関わりたくないだけじゃない？」


「五条先生(その顔)のせいじゃないですか？」


「(直視出来ないとか言って耐久性低下してるらしいから)会いたくないのかも？」




「え、僕嫌われてんの？？？」




授業は座学を予定していたが授業担当の補助監督が生憎急用で不在のため五条が代理できて黒板にデカデカと【Aについて】と書いていた。「授業は」と聞くも「授業より僕の悩みの方が大事」と言い張った。現在四者面談中。




「こんなイケメンでハイスペックな呪術界最強のこの僕を？？？」


「うわナルシスト」

「先生も大変だな〜」



「電話してもコールは鳴るけど一向に出てくれないし〜困っちゃうな〜A本人から何か聞いてない？」



「さぁ知りません」

「なんも」

「先生諦めることも大事だよ」


「僕の知ってる生徒達がこんなに冷たいはずが無い」




少しショックを受けたのか黒板に落書きをし始める教師の後ろで




「独り言言ってる大人って不気味ね」

「190あって目隠しもしてるし尚更な」




フォローする所か背後から五条の背中にめがけで容赦ない口頭で地味にグサグサ突き刺さる。

それを見ていた虎杖はコソコソと声をかけた





「(流石にちょっと可哀想じゃない？)」


「(そうかしら 自業自得でしょ)」


「(たまにはこれぐらいいいだろ
いつも振り回されてるし)」




なお、ふたりは可哀想所か可愛いもんだろと口を揃えた。




一方五条は「皆ツンデレなんだ。きっと」とポジティブモードに入り、脳内でAの顔を思い出しながら黒板にお絵描きしていた。


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