俺は、辞められない【呪術廻戦】

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貴方『辛くねぇよ
お前や硝子、七海に学長に生徒もいるしな』



五条「ほんとは？」



貴方『性格悪いのは変わんねぇな』



五条「僕にはお見通しだからね〜」





辛いと言われたら辛いのかもしれない

理子や傑、灰原の件や
知り合いの呪術師も、
ここ数年で何人も亡くなった


終わらない屍を越えて呪霊を祓う無限ループ
いつかばったりとなくならないものかと思ってしまう






貴方『逆にお前は辛くねぇの』



五条「僕には仲間がいるから平気かな」



貴方『俺とほぼ回答一緒じゃねぇか』





思わず笑みを浮かべる

最強呪術師と言われる悟。そんな重い肩書きをつけられプレッシャーもある中ほんとよくやるよ。お前の方がよっぽど辛そう





貴方『悟』


五条「なに？」




貴方『死ぬなよ』


五条「はっ 誰に言ってんだよ」





今じゃなくても今後、いや、いつ何が起きるか分からない人生だからこそ常に用心して欲しい






五条「大丈夫僕最強だから」


貴方『そうだったな』





皆変わっていく。もう昔とは違う。
ここまで寂しいもんなのかな






五条「そういうAは僕の前からいなくならないでよ」



貴方『言ったろ昔に。
俺は死ぬまではお前の前から
居なくならないし消えない』

俺もなんやかんや変わった。


最初は、

アイツらクソ生意気すぎるし
話もろくに聞かない
いけ好かないガキどもで

俺にとってまじで印象が悪い野郎共だった



離れたくて顔も見たくねぇし
一緒にいるだけで寿命縮み
ストレスで早死そうだと思った




でも一緒に過ごして慣れてくると
あいつらから目を離せず
心配になるし、放っておけない


いじっていじられて笑って、
写真撮ってじゃれあってまた笑って
楽しいと感情が生まれた

コイツらともっと一緒にいたいと思えた










五条「約束破ったら許さないから」



貴方『あぁ、守るよ』








だって俺は、
お前らが────、大好きだから。





そして今日も、
俺は呪術師を辞められない。







･━━━ ℯ𝓃𝒹 ━━━･


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