俺は、辞められない【呪術廻戦】

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貴方side

___私ね、
もっと色んな所へ行って
色んな人とであって

もっと、皆と一緒にいたかった…


でも、もう”会えない”
貴方にも、黒井にも、友達にも、
…皆に会えない…


だから最後にAに伝えるね







理子は俺に近寄りそっと抱きついた





「大好きだよ A
友達とかそういう意味じゃない
ちゃんと異性として男の人として

貴方が大好き…っ」





そう言ってゆっくりと俺から離れる





あぁ、やっと言えた。
最後に言えて良かった


A
私に初恋をくれてありがとうｯ…









彼女が消えてしまう
駄目だ行かないでくれｯ

声が出ない…出せない…！！

頼む！そっちには行くな！






あんまり早くこっちに来ちゃダメだよ…?

バイバイ___A






貴方『…ｯ り、、ｯこ…』






周囲はザワザワと人の声が聞こえる

止まっていた時間は動き出した







貴方『……最後に会いに来てくれて、

──俺を好きになってくれてありがとう』




棺に顔を覗かせ
頬に優しくキスを落とす




貴方『ちゃんと天国で
黒井さんを見守るんだぞ』




頭をポンポンと撫で俺は万遍の笑みを見せ
彼女と最後の別れを告げた






─────────






葬儀は無事終え、俺の車で帰宅中
助手席に座る傑は問う。




夏油「もし、理子ちゃんが生きていて
告白されたらどう返すんですか」



貴方『お前人の心とかある？』



夏油「ありますよ 純粋な疑問です」





後部座席で寝ている悟もいる中で聞くか普通





貴方『……大人になってまだ気持ちが変わってなかったら迎えに行くっていうかな』



夏油「A先輩ぽくて安心しました」



貴方『それ褒めてんの？』



夏油「褒めてますよ」



貴方『胡散臭』





理子の件は今日で全て終え
ひと段落ついたと思ったんだ






夏油「ホントのこと言っただけなのに…笑」







まさかお前があんな事になるなんて



この時の俺には知る由もしなかった




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瑞瘡紅千樹さんから質問


Q．理子ちゃんがもし生きていたなら夢主くんと理子ちゃんは結ばれていたのでしょうか？

A．彼女が大人になって気持ちが変わってなければ結ばれた可能性があります

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