その女、好みの男を拾う。

45日目 ページ45

＊＊＊


貴女side




あーあ会いたくなかったよ”お前”には。





「”悟”顔色が悪いが大丈夫かい？」


「…別に普通」





高専の制服だ。
やっぱ京都に来てたんだな…
タイミングまじクソだなまじクソ。






貴女『高専の君らはなんで京都にいんだ?お前ら東京だろ〜』




「アナタの”捕獲”という任務が入りましてね」




貴女『誰からの依頼だよ』




「俺だ」






アイツはサングラスをとってこっちを見つめる。
その眼見んのも久しぶりだな。
いつ以来だ。それより






貴女『デカくなったな…”五坊”』







”五条悟”
私が五条家に売りに行った次の日に面倒を見ることになったガキ。五条の坊で五坊(ごぼう)と呼ぶ(名付け親)

２〜３年見ないうちに身長越しやがったな
私の方がデカかったのに。






五条「なんで…生きてんだよ」




貴女『…失礼な奴だな』




五条「お前は…あん時”死んだろ”俺の目の前で」





貴女『そうだっけか 覚えてねーや』





五条「…A大人しくこっちにこいよ 俺がお前を殺さないで匿ってやる」





貴女『私縛られんの嫌いなんだよ お前が1番知ってんだろ』







こうなることなんで想定してねぇんだ私は。
頭から抜け落ちてんのか。









貴女『つーか”捕獲”つーより”祓う”の間違いだろ』









貴女『私はもうお前の知ってるAじゃねえ』






貴女『それを知っててここまで来たんだろ』









貴女『なぁ、お前の役目はなんだ』






貴女『”化け物”を匿うことじゃねぇだろ』






貴女『”化け物”に感情入れることじゃねぇ』









．









．









，









．









．









．







貴女『お前…お前らは”呪術師”


_____私は”呪霊”だ』








貴女『”呪霊”は、人間にとって害となるものや直接的に危害を加える危険な存在』






貴女『今ここで呪霊を祓う(私を殺す)かここから私を逃がすか 好きな方選べよ』






貴女『なにせ私は選択肢を他人に与えるナイスガイだらさ』









．









．









．









．









．









．





_____五条は言う。







．









．









五条「呪霊規定に基づき金喜A

否、”菅原A”オマエを＿＿＿＿＿









．








．









”特級呪霊”…”呪い”として


祓う(殺す)」




と。


＊＊＊

続編のお知らせ→←44日目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す