その女、好みの男を拾う。

33日目 ページ33

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Ｅ組教室内は暗くどんよりしていた





烏間「……これは一体どういうことでしょうか
公正さを著しく欠くと感じましたが」


「…おっかしいですねぇ〜ちゃんと通達したはずですよ」




潮田渚 合計点数315点 186人中/105位




「あなた方の伝達ミスじゃないですか？なんせおたくら本校舎に来ないからハハハハ」





磯貝悠馬 合計点数367点 186人中/68位

寺坂竜馬 合計点数230点 186人中/159位




烏間「伝達ミスなど覚えは無いしそもそもどう考えても普通じゃない。そもそもどう考えでも普通じゃない。

テスト2日前に…出題範囲を全教科で大幅に変えるなんて」




「…わかってませんねぇ えーと…烏間先生？
うちは進学校ですよ。直前の詰め込みにもついていけるか試すのも方針のひとつ

本校舎のクラスではなんと理事長自らが教壇に立たれ見事な授業で変更部分を教えあげてしまわれました」




殺せんせー「…先生の責任です
この学校の仕組みを甘く見すぎていたようです

…君たちに顔向けできません」




ターゲットの頭部に目掛けてナイフが飛ぶ。
それを避けて振り返ると業は解答用紙を持って教卓前にたつ。





赤羽「俺問題変わっても関係ないし」




赤羽業 合計点数494点 186人中/4位




「すげぇ…数学満点かよ…」




赤羽「俺の成績に合わせてさあんたが余計な範囲まで教えたからだよ。だけど俺はＥ組出る気ないよ

前のクラスに戻るより暗殺の方が全然楽しいし

でどうすんのそっちは？

全員50位に入んなかったって言い訳つけてここからしっぽ巻いて逃げちゃうの？


それって＿＿結局殺さるのが怖いだけなんじゃないの？」




業の煽りスキルによって怒る殺せんせー
業に続き次々と生徒達も煽る

ムカついた殺せんせーはプンプンと怒り期末テストではリベンジと叫んだ。



中間テストでＥ組は壁にぶち当たった。
Ｅ組を取り囲む分厚い壁

それでもここにいる生徒は心の中で胸を張っていた。
自分がこのＥ組である事に。




一方186人中の学年7位という高い成績を出した金喜は解答用紙を手に舌打ちをしてぐしゃぐしゃにしていた。




貴女『破棄か…』



実はテスト終了後に時雨から連絡で1位とれば甚爾の写真が貰えるがそれ以外の場合破棄するという伏黒甚爾が提案していたのだ。

テスト後に見た金喜は目を見開き魂が抜け今現在机に頭をぶつけて泣いていた。


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