#.139 ページ32
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貴女side
ギクリとした音がなった後窓からひょっこり顔を出していた。
磯貝「ごめん…外まで聞こえてたから気になっちゃって…」
片岡「面談なのに…」
貴女『気にすることじゃないさ。皆にも聞いて欲しくて今も異能力を使って聞こえるように背けて窓際に誘導させたのだから』
謝るのはこちらの方だよと
右手でフィンガースナップを解除しながら謝った。
貴女『……暗殺旅行に死神の件…本当に怖い思いをさせて申し訳なかった。参事官である私の責任だ』
皆に向かって謝罪をした。
そもそも学校に通わなければ皆が異能力者というものを知ることなく危険な思いをしなくて済んだのかもしれない。
神崎「どうして太宰さんが謝るの?」
優しい声が耳に響いた。
貴女『私の不注意で君たちに危険な思いをさせて…』
神崎「でも太宰さんは私達を助けてくれた」
業「異能力者が現れてもほぼ太宰さん以外は無傷ですんでる。危険な思いをしないで生きてる人間なんていないと思う」
渚「感謝するのは僕達の方だよ。今こうして生きてられるのも太宰さんのおかげなんだから」
なんで彼ら達は強いのだろうか。
まだ中学生だろ。
やっぱり生きていた場所が違うからか…
ぽよんと触手が頭の上に乗っかって
殺せんせー「"よく頑張りましたねAさん"」
すると_突然目からぽつりと水が流れた。
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神崎side
貴女『あー…なんだこれ…止まらない』
ポロポロと大宰さんの目から"涙"が流れていた。
何回も何回も手で拭っても止まらない。
貴女『ッッ…済まないね…25の大人が泣くなんて。駄目だな私は…』
アハハと乾いた笑い。
殺せんせー「そんなことはありません。ダメなことなんてない。大人だって泣いてもいいんです。
____Aさん今まで我慢してきて辛かった分存分に吐き出しなさい。」
貴女『ッッ』
私は"Aさん"になるべく優しく身を包んで背中に手を回すとAさんも私の背中に手を震えながら肩で泣いていた。
貴女『アッ…ゥグ…ウッッ…』
私達はただAさんの泣き声を聞くことしか出来なかった。
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向日葵蜜柑 - こういうの好きっス 尊敬してます!! (6月17日 8時) (レス) @page39 id: b6e25e049a (このIDを非表示/違反報告)
陽菜 - 泣いた、凄い❣️ (2023年2月2日 19時) (レス) @page39 id: 1eed7975f0 (このIDを非表示/違反報告)
蝶々 - 最ッ高です!泣きました! (2022年2月8日 18時) (レス) @page40 id: 11b1ad38fd (このIDを非表示/違反報告)
らみ(プロフ) - 作者様ぁぁどんだけ私を喜ばせたら気が済むんですかァ!!ちょっと嬉しすぎて天国行きそうです (2022年2月6日 19時) (レス) @page40 id: 9f46023976 (このIDを非表示/違反報告)
ゾア(プロフ) - おぉっとぉ……? (2022年2月6日 16時) (レス) id: 1f5360b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嘉代15 | 作成日時:2019年4月28日 17時