6 最悪 ページ6
そして、家に帰り着くと…
信じられない光景が広がっていた……
ｵﾝﾏ「あ、A！帰ってきたのね♪」
朝とは180°態度の違うお母さん
その理由は、この男の人が握っているのだろう
そして、その先のお母さんの話はなんだか聞きたくなかった…
ｵﾝﾏ「A…よく聞いて。」
いやだ…
ｵﾝﾏ「お母さんね、この人とね…
やめてよ…
再婚するの」
ほら、やっぱり。
聞きたくなかった…
ｵﾝﾏ「それでねA…
なんだよ…
まだなんかあんの？
お母さん、今日からここで、この人と暮らすから…
は、何言ってんの…
だからねA…
なんなの
ここから出ていってもらえる？」
最悪だ…
私の人生終わった…
ｵﾝﾏ「Aの荷物はだいたいまとめておいたから、それ持ってさっさとでていって」
その話を聞いて、急いで自分の部屋へ向かうと…
扉の前に私の荷物がおいてあった…
この大量の荷物をまとめるためだろうか、大きなカバンと…
今日もって行ってなかった教科書類…
携帯…
私服…
部屋着…
下着まで…
それでも、足りないものがたくさん。
小さい頃、お父さんに買ってもらった大切なぬいぐるみ…
大好きな歌手のCDやDVD…
私の大切な思い出の品たちは、お母さんにとってはゴミだっようで…
捨てられたみたいだ…
そして、そ〜っと扉を開けると…
そこには、恐らくあの男の人のものであろう。
高そうな、黒い椅子…
ふかふかのベット…
CMでやってた最新のパソコン…
そこには、もう私の居場所なんてものはなかった…
面影すらなかった…
「どこだよここ…」
あ、やっと声が出た…
ｵﾝﾏ「Aー！
いい加減にしなさい！
さっさとそこにある荷物もって、ここを出ていきなさい！」
はは、ついに命令かよ…
こんなことになっても、何一つ言えない私…
いつからこんなに、臆病になったんだ…
昔は怖いものなしだったはずなのに…
結局、その場にあった荷物をかき集めて、グシャグシャになりなが大きなカバンにつめた…
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作者名：ぱくゆひょん | 作成日時：2015年5月4日 6時
