19 小さな音楽会 ページ19
あれから、ランチを食べ終わって
必要な物もほとんど買い終わり
そろそろ帰ろうかなんて雰囲気だった私達
CY「Aっ！
楽器屋さんがあった！
よって行かない？」
「うん！行く〜♪」
お店の中に入ると、真っ直ぐギターのコーナーへ向かったヨリオッパ
いきなり引き語りを始めたのは
私の大好きなSHINeeのbeautifulだった
本当に大好き曲だったから、知らず知らずに私も一緒に歌っていたみたい
曲が終わるとヨリオッパは何故か涙を流していた。
初めて見るヨリオッパの涙にどうしていいか分からずオドオドしていると
ヨリオッパはギターを置いて私を抱きしめた
サビの部分の歌詞をリズムに乗せず
そのままのヨリオッパの言葉で伝えてくてた
本当に大好きなあの歌詞が
ヨリオッパの低くて優しい声に乗せられて
もう、泣いちゃうんだから
「ヨリオッパのぱぼ」
CY「Aに言われたくないね」
−CYside−
たまたま見つけた楽器屋さんにゆひょんを連れていくと、俺が真っ先に向かったのはギターのコーナー
引き語りでもしたら、カッコイイって思ってくれるでしょ？
Aも好きな曲だったのかな？
途中から一緒に歌ってくれてた
Aってね、本当に歌が上手くて、声が綺麗なんだ
この曲は歌詞が大好きで、Aに伝えたかったんだ
だけど、一緒に歌っているAの方がとっても魅力的で
俺の方が泣いてしまった
そんな俺を見てオドオドしているAが愛しくて、また抱きしめると
あの曲の歌詞をもう一度Aに伝えたくなった
ぱぼなんて言われちゃったけど、気にしないから
だって、気づいちゃったんだもん
ぱぼって言うのは照れ隠しなんてしょ？
綺麗だよ、A
君の傷だって、俺に頂戴
俺の胸に抱かれれば大丈夫だから
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作者名：ぱくゆひょん | 作成日時：2015年5月4日 6時
