Ep.11-1 ページ9
Side.目黒
翌日、集合時間の一時間前に現場の控え室に入る。
既に岩本くんとふっかさんが着いていて、「おはよー」と声をかけられる。
２人の前に行き深く頭を下げる。
「あの、マジですいませんでした…。」
深「止めろよー！まぁまぁ、みんな来てから話そ？」
顔を上げると、声とは裏腹に真剣な顔のふっかさんと、ずっと黙ったままの岩本くん。
重い空気の中、みんなが次々に到着し９人揃ったところで口を開く。
「みんな、本当にごめん。この大切な時期に、自分の感情だけで動いてこんな事になって…」
再び頭を下げる、沈黙が続き一番最初にそれを破ったのはしょっぴーだった。
渡「ぎりぎり違う人って言い通せる感じしたから、何とかなるんじゃね？早えなとは思ったけど」
阿「俺もここは、赤の他人て事にして事なきを得た方が良いと思う。目黒のためにも、グループの為にも」
沈黙を貫いていた岩本くんが「目黒」と俺の名前を呼ぶ。
岩「今回の件は、事務所にも目黒じゃないって報告する。だから何ももなかったように振る舞って欲しい。もちろん俺たちメンバーもそうするし、フォローする。」
深「今後、その彼女さんとは落ち着くまで極力会うの控えて欲しい。今、立ち止まりたくないのよ。」
「はい…ありがとうございます」
岩「よしっ！この話終わりな！みんな今日も頑張っていこ。めめ、あんまり落ち込むな」
肩をポンと叩かれメンバーの優しさが痛いほど感じられる。
自分本位で動いて迷惑をかけたのに誰も責めてこない。
佐「蓮、これやるよ」
佐久間くんがくれたのは、アニメのキャラクターが描かれているグミだった。
なにこれ笑と受け取ると、「俺の嫁！」と笑顔を向けられる。
そうだ、ここで立ち止まっていられない。
でも俺は同じくらいAちゃんが大切で、どうして良いか分からない。
ちゃんと今度会った時に話そう。
そう思い仕事へと気持ちを切り替えた。
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Emma(プロフ) - りんごさん» りんごさま、ありがとうございます！修正いたしました！今後もよろしくお願いします。 (2023年2月9日 12時) (
レス) id: ca41fbeb41 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ，フラ立ってますよ！！ (2023年2月9日 7時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Emma | 作成日時：2023年2月8日 19時
