Ep.10-3 ページ7
Side.you
目黒くんは自分の家に来ない？と誘ってくれたけど、そんな気になれなかった。
彼の前にいつもの私で居られる自信がなかった。
『送ってくれてありがとう。明日もお仕事頑張って。おやすみなさい』
目黒くんは黙ったままで、さっきの電話から少し様子がおかしい。
私の視線に気づき、「ごめん、おやすみ」と微笑む。
”またね”と手を振り家に入る。
張っていた気が一気に緩み、涙が込み上げてくる。
いつ、どういう風に言い出そうか。
まだ付き合って数日。
今なら気持ちをリセットできるかもしれない。
お互い仕事に専念して、友達だった頃に戻る。
残酷な考えにまた視界が滲む。
深いため息をつき、ソファに座るとれなから着信が入る。
『…もしもし？どしたの？』
れ「どしたのもこうしたのも、大丈夫？Twitter見た？ヤバいよ。URL送るから。」
スピーカーにして、送られてくるURLを開くと何時間か前の出来事が呟かれている。
丁寧に写真もアップされていて、目黒くんと私と市木くんが映っている。
”今日、Snow Man目黒蓮が〇〇駅で彼女っぽ人といた”の文面。
凄い数のRT数で、画面を見て固まってしまった。
『どうしよう、目黒くんに迷惑かけちゃう。』
多分、車でかかってきていた電話もこの事だろう。
あの電話から様子が明らかにおかしかった。
れなは「落ち着いて、明日Aちゃんが迷惑じゃなければ家行くね。人がいた方が良いでしょ」とのこと。
お礼を言い、電話を切る。
電話をしていたから気づかなかったけど、目黒くんからも連絡が入っていた。
目【元気なかったけど、大丈夫？】
『大丈夫じゃないなー…』
そう声に出しつつも【大丈夫だよ、疲れちゃったからもう寝るね。おやすみなさい】と送り、
考えることが山積みで全く眠くならない脳みそと身体。
ベッドに入り、寝返りを何回も打ち自然と眠りに入っていった。
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Emma(プロフ) - りんごさん» りんごさま、ありがとうございます！修正いたしました！今後もよろしくお願いします。 (2023年2月9日 12時) (
レス) id: ca41fbeb41 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ，フラ立ってますよ！！ (2023年2月9日 7時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Emma | 作成日時：2023年2月8日 19時
