Ep.9-4 ページ4
Side.目黒
Aちゃんを見送って、部屋に戻る。
おかえりーと康二に言われ、ソファに座る。
渡「ちゃんと返して偉いな、お前」
向「めめは、そういう所ちゃんとしてんねんな！」
ラ「Aちゃん、不思議な人だったね。可愛いし」
宮「しっかりしてそうな人で良かったよ。俺たちもそろそろ帰ろうか」
嫌だー！と駄々をこねるしょっぴーに帰り支度をさせる。
４人を玄関まで見送り、また明日と言って玄関を閉める。
そうだ、Aちゃんに連絡しよう。
テーブルに放置していたスマホを見る。
【お家着いたよ。洋服もありがとう。明日もお仕事頑張って】
既に入っていた彼女からの連絡に嬉しくなる。
【良かった。いつでも来て良いから。ありがとう、Aちゃんも頑張れ】
その返事に、ありがとうとお休みのスタンプが送られてくる。
時間も時間なので、掃除やシャワーは明日にしようと思いベッドに入った。
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翌日、リビングの掃除をしていると床に何か光るものを見つけた。
小さいシルバーのピアス、Aちゃんのか・・・？
仕事場に持っていき、昨日家に来たメンバーに聞くも誰のものでもなかったため彼女だと分かる。
昼、今朝送ったメッセージに返事はまだない。
彼女にとっては珍しい事ではないと慣れてきたのであまり気にはならなかった。
ラ「目黒くーん！」
帰宅できる時間になり、椅子に座ってスマホをいじっていると上からラウールの声が降ってくる。
顔ごと上を向くと、ニッと笑うと俺の膝に乗ってくる。
「その呼び方キモいからやめて。あと、重いんだけど」
ラ「良いじゃん別に。今度いつAちゃんと会うの？」
「お前には関係ないから言わない」
ラ「そんなにスマホチェックしてるのに…」
なんでよと頬を膨らますラウール。
まだ彼女からの返事はない。
何かあったんじゃないかとか心配になってしまう。
Aちゃんの中で俺はそんなに大切じゃないの？
マイナスな考えばかり浮かんでしまい、自分が嫌になる。
ラウールのねえねえと言う言葉を無視しぼーっとしているとスマホにAちゃんからの返事が入る。
【遅くなってごめんね。ちょっとお仕事忙しくて返せていなかった。】
目【仕事お疲れ。身体壊さないようして】
それから、また返事はない。
この時、これから彼女が離れて行ってしまうなんて考えもしなかった。
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Emma(プロフ) - りんごさん» りんごさま、ありがとうございます！修正いたしました！今後もよろしくお願いします。 (2023年2月9日 12時) (
レス) id: ca41fbeb41 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ，フラ立ってますよ！！ (2023年2月9日 7時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Emma | 作成日時：2023年2月8日 19時
