Ep.14-5 ページ28
Side.you
なんだかんだで会うことになってしまった。
というより目黒くん私に怒っているんじゃなかったのかな？
あのそっけない元旦の会話から打って変わり、至って普通に会話ができたことが少し嬉しかった。
目の前で目黒蓮と会話しちゃったよ！とはしゃぐ友人を微笑ましく思い、お酒を飲んだ。
れ「では、また明日！この会話すら涙出ちゃう。それくらいAちゃんいないと寂しいんだよ〜」
『ありがとう。私もめちゃくちゃ寂しいよ。早くこっち戻ってきたい〜！！じゃ、またね〜』
駅のホームでさよならをし、電車に乗る。
人の多さも同じはずなのに、東京ってだけで空気が何だか違う。
スマホで音楽を聴いていると、スラット背が高い男の人と目が合う。
空いた席に座ると、私の目の前にその男性が立った。
ちょっと、怖いかも…。
チラッと確認したけどマスクと帽子で顔がよく見えないし、関係ないけど良い匂いがする。
そのままホテルの最寄駅に着いたので足速に電車を降りる。
後ろを確認すると、その男性も降りていて急に怖くなる。
走ろうとした時、腕をグンッと引かれた。
？「あのっ！Aちゃんですよね…？覚えてます？僕のこと…」
聞き覚えのある声だ。
改めて顔を見上げると、キリッとした眉に印象的な目元。
『もしかして、ラウール君ですか…？』
小声でそう聞くと彼は嬉しそうに少しマスクを下にずらしニコッとしながら「はいっ」と返事をする。
こんなに身長高かったっけ？
ラ「東京帰ってきたんですか？めめが九州の方に行っちゃうって落ち込んでたんで」
『出張で…日曜日には帰るんですけど。ていうよりよく分かりましたね。髪も切ったのに』
ラ「似てるな〜って思って、でも確信持てなくてガン見しちゃいました。ごめんなさい」
タクシーで帰るという彼と話しながら改札へ向かう。
『怖かったけど結果ラウール君で良かったです笑。では、これで。気をつけて帰ってね』
軽くお辞儀をして、帰ろうとした時また呼び止められる。
ラ「あの、僕と写真撮ってくれませんか？」
渡辺さんといい、ラウール君といい何でみんな写真撮りたがるんだろう。
不思議に思いながら、了承する。
だいぶ屈んでもらい形になるのでグッと距離が縮まる。
めちゃくちゃ良い匂いする。
ラ「ありがとうございます！めめに自慢します笑。」
『何それ笑。じゃ、気をつけて帰ってね』
彼にバイバイし、ホテルに向かった。
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Emma(プロフ) - りんごさん» りんごさま、ありがとうございます！修正いたしました！今後もよろしくお願いします。 (2023年2月9日 12時) (
レス) id: ca41fbeb41 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ，フラ立ってますよ！！ (2023年2月9日 7時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Emma | 作成日時：2023年2月8日 19時
