Ep.14-4 ページ27
Side.目黒
午前のダンスレッスンを終えて昼食を摂っている時に何気なくまたスマホ画面。
画面上に通知が表示される。
その名前に、椅子から落ちそうになり周りを驚かせてしまった。
「うお"っ！！え、」
康二とラウールがこっちを不思議そうな顔をして見てくるのを、何でもないと言いトーク画面を開いた。
【目黒くん、お久しぶりです。忙しさから風邪とか引いてないでしょうか？東京に出張で戻ってきたから、なんか連絡しちゃった。お仕事頑張ってね】
Aちゃん、今東京居んの？
会いたい、めちゃくちゃ会いたい。
何で返事すれば良いか迷っているうちに、
午後の雑誌の撮影の時間になってしまった。
諸々仕事が終わったのが、夕方の18時。
スマホを開き返事を打つ。
目【久しぶり。俺は丈夫だから、全然大丈夫。Aちゃんは元気？】
もっと本当は、会いたいとか何日こっちいるのとか聞きたいことと言いたいことが山ほどある。
彼女の前では変に格好をつけても意味なんてないのに。
【元気なら良かった。電車の広告見たよ。有名人じゃん笑！私も元気だよ。】
目【見たんだ笑ありがとう。会いたいんだけどさ、ダメ？】
【目黒くんに会ったら、帰りたくなくなっちゃうよ。】
そう返事が返ってきて、ますます会いたくなる。
気づくと電話をかけていて、彼女が出るを待つ。
『も、もしもし？どうしたの？』
「いや、あんな事送ってきて会わないほうがおかしい。俺と会って」
『でも明日も仕事で…』
「夜中とかでも俺は会いたい」
電話の向こうで少し困ったように、うーんと言うAちゃん。多分友達といて、会いなよ！と声が聞こえてくる。
『出張は金曜日までで、土日東京で遊んで帰ろうかなって思ってたの。だから土日は暇、なのかな？』
「じゃ、Aちゃんの土曜日の夜から日曜日俺にちょーだい？」
『目黒くん、お仕事は？』
「土曜日は夕方で終わるし、日曜日は夜からだから大丈夫。」
『でも私お友達と遊ぶ予定が、』と言いかけたAちゃんの後ろから「私との予定はまた今度にしよう、私が九州まで行くから」と凄えデカい声が聞こえてきた。
れ「Aちゃんの、好きな人！土日たくさんAちゃん笑わせてあげてくださいね！」
「ありがとうございます笑。お友達さん」
『では、土日よろしくお願いします…』
申し訳なさそうにいう彼女に、うんと言い電話を切る。
やっぱりめちゃくちゃ好きだなと実感する。
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Emma(プロフ) - りんごさん» りんごさま、ありがとうございます！修正いたしました！今後もよろしくお願いします。 (2023年2月9日 12時) (
レス) id: ca41fbeb41 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ，フラ立ってますよ！！ (2023年2月9日 7時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Emma | 作成日時：2023年2月8日 19時
