Ep.13-3 ページ21
Side.目黒
大晦日、紅白とカウントダウンライブのためいつもより慌ただしい。
朝から、最終リハに立ち位置の調整などスタッフさん共々みんなバタバタしている。
ダンスルーム、９人の動き合わせを終え時間まで各々ストレッチや音楽を聴いて過ごしていた。
阿「あれ、目黒そんなネックレスしてた？さすがオシャレ」
「これね、クリスマスプレゼントでもらったんすよ」
佐「惚気んなよー！！」
深「俺のドクロのリングもやるよ」
ラ「うわっそれは本当にいらない」
「ふっかさんのはマジでいらない笑」
そのやりとりを遠くで見てたしょっぴーが腕を組みながらニヤついて見ていた。
そのしょっぴーを不思議そうに眉間に皺を寄せて見てる館さん。
向「Aちゃんに今日生放送見てって連絡したん？」
「いや、特に」
向「何でやねん、しいや！！ちょっとスマホ貸して」
そう言うと康二は俺からスマホを奪い取る。
追いかけるも巧みにかわされ何か操作をされる。
「マジで何やってんの？？」
部屋の角で止まった康二に声をかけスマホを取り上げようとしたとき、
画面からAちゃんの声が聞こえてくる。
向「おーーー！！久しぶりです。向井康二です」
『久しぶりです。ビックリしました笑』
向「今日、僕達紅白とカウントダウンライブ出るんで時間あったら見てくださいね！めめも出るんで」
「康二、良い加減返して。え…」
テレビ通話になっていて数日前に見た彼女とはまた雰囲気がガラッと変わっていた。
『目黒くんやっほー、テレビ通話驚いちゃったよ。しかも向井さんからなんだもん。ってどしたの？』
「いや、髪。切ったの？」
腰まで長かった髪が、うなじがガッツリ見えるくらいまでのショートヘアになっていた。
あまりにも似合っていて、綺麗で、言葉を失う。
『あーうん。心機一転？的な…まだ自分でも見慣れないの』
ラ「めちゃくちゃ似合いますね！！」
俺の後ろにいつの間にかいたラウールが俺の言いたい事を先に言う。
本当にめちゃくちゃ似合っている。
『ありがとうございます、嬉しい。今日、テレビ見るよ。楽しみにしてる』
ラ「ありがとうー！僕カウコンは出れないけど、紅白は出るから！」
「ありがとう、じゃ…」
そう言い、通話終了を押す。
ラ「めめ、見惚れてたでしょ笑」
向「やっぱ可愛い子は何の髪型でも可愛いんやな。見てくれる言ってたし頑張ろな！」
そう康二に肩をポンと叩かれた。
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Emma(プロフ) - りんごさん» りんごさま、ありがとうございます！修正いたしました！今後もよろしくお願いします。 (2023年2月9日 12時) (
レス) id: ca41fbeb41 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ，フラ立ってますよ！！ (2023年2月9日 7時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Emma | 作成日時：2023年2月8日 19時
