10 かたな ページ11
A目線
『では、初任務行ってきます!』
鱗「あぁ、気を付けてな。」
今日は私の初任務!
炭治郎は任務じゃないらしく、
鱗滝さんの家で鍛錬するらしい。
今から、刀に色付けをする。
刀に触れれば、色がつくのかな?
私の刀に ちょん、と触れると
ふわっ、と 深い紺が広がって行く。
それだけかと思ったら、
色とりどりの星も散りばめられた。
『可愛い〜!えぇっ、みんな こんな風に刀が変化してるんですか?』
鱗「いや、普通はこうはならない……。Aには、やはり星の呼吸があっているようだな。」
こんなに可愛い刀なら、
戦う時もテンションあがっちゃう!
『じゃあ、出発します。お世話になりました!』
もう振り返らない、止まれない。
鬼を滅するまで、走り続けるんだ!
今日は、記念すべきはじめの一歩。
ヘマしないようにしないと。
アルタイル(Aの鴉の名前)からは、
北北西にある小さな村で、
何人も人が消えている、と聞いた。
鬼か、人間の仕業か………。
もう夜なんだし、鬼が来てもおかしくない。
早く現れてくれないかな………?
なんて、都合よく「きゃああああ!!!」
女性の悲鳴!?
聞こえたのは右から!!!
…………見つけた。
「誰かっ、助けて………!!」
『星の呼吸 壱の型。流星乱舞!』
ドサッ…………。
『怪我はないですか?』
「ううう、ありがとうございますっ!!うわぁーん!!」
幸い、腕のかすり傷だけで済んだのかな?
女性の腕に傷薬を塗って、一応包帯をまく。
「本当にありがとう……。これ、よければ貰ってくれる?」
………星が入った、瓶!??
『こ、これは何ですか?星が入ってる…』
「金平糖、っていう甘くて美味しい砂糖菓子なの。気に入ってくれた?」
綺麗……可愛い……!
月明かりに照らされて、
まるで本物の星みたいに きらきらしてる。
『ありがとうございます!また、何処かでお会いしましょう!』
女性との話を続けていたかったけど、
鬼はそんな楽しみさえも奪っていく。
遠くで、鬼の気配を感じた。
『星の呼吸 参の型 彗星葬裂』
また鬼を狩る。
何か、癒しを求め、金平糖を1粒食べる。
甘い………美味しい。
でも何か、視線を感じる。
気配を探すと、視界の隅で
桃色の三つ編みが揺れた。
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作者名:みかん | 作成日時:2020年10月31日 16時