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1 はじまり ページ2

A目線



手を振る家族に『いってきます』と言って。



友達と馬鹿みたいに笑って。



テストで絶望して。



部活でヘトヘトになって……。



全部いつも通りだったのに……。



目の前の光景が、信じられなかった。



友達と爆笑しながら帰宅したら、



血塗れになっている家族と



謎の生き物がいて。


『______ッッ!』



恐怖と怒りで、目の前が真っ白になって…



部活で使ってた竹刀を、振り下ろした。



謎の生物……は、動かなくなった。



『なんで、どうして……。パパっ、ママっ!!しっかりして……ッ!』



なんで、私の家族だけがこんな目に……



そう思っていたのに。



「きゃーーーっ!!!誰かぁ〜っ!!」



「うわぁぁっ!!来るなぁーっ!」



外から、沢山の悲鳴が聞こえてきた。



窓の外を見れば、さっきと同じ



謎の生物が人を襲っていた。



あの生物……鬼は、どこから来たの?



逃げなきゃ、殺される…………!!



でも、どこに逃げればいいの!?



パパの愛車 ビートルでなら、



今すぐ逃げれるけど…



ピコンっ♪



持っていたスマホに通知が来た。



【緊急ニュース】
食用花として使われた、

青い彼岸花を食べた人が鬼に変わっています。

今すぐ避難してください。



青い、彼岸花………あの高級品の!?



避難してっていっても、どこに!?



避難準備しないと………!!



大事なものをリュックにいれて、



パパの愛車に乗り込む。



スマホで、住める国を探さなきゃ!



『OK ぎゅーぎゅる!良い避難場所を教えて!』



⦅ピコンっ………地球という星です。住むには最適であり、人もいます。⦆



地球!?どこよそこ!



考えてても仕方ない、このままじゃ



絶対死んじゃう!



『ビートル、地球まで走って!』



この星から逃げ出す時に見えたのは、



血塗れの町と ボロボロの建物。



憧れてた都会の町も、同じように……



どうして、こんな事に………。



〜〜〜〜〜〜



「目的地に到着致しました。地球でごさいます。」



車から降りると、周りに見えたのは…



木、木、木。



なんで、森のど真ん中におろすわけ!?



『意味わかんない!ここどこなのよー!!』



ガザッ!!



う、後ろから気配!??



バッと振り向くと………



天狗面のお爺さんがいた。



大正コソコソ噂話!

慧晟の人達はみんな強くて、

鬼化すると十二鬼月レベルに強いよ!

2 うろこだきさん→←夢主ちゃんの設定



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作者名:みかん | 作成日時:2020年10月31日 16時

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