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「み、美馬ちゃーん!! た、大変、大変だよ!!」
ドタバタと忙しなくD組の教室に髪を靡かせ飛び込んできた生徒に、入口付近にいた生徒はギョッとして彼女から距離を置く。
テスト初日、一つ目のテストが終わるや否や興奮気味な彼女は悪い意味で注目の的。
そんな彼女を一瞥し、すぐさま手元のノートへと視線を戻す美馬は通常運転だ。
「さっきのテスト美馬ちゃん見た?!」
「見たも何も、同じテストを受けているんだから見ない方が無理だろ」
「美馬ちゃんが”重要だから”って言ってた場所本当に出たんだけど!! え? 美馬ちゃんもしかして未来予知能力でもあるの?!」
「落ち着け。頭に声が響く。……で、解けたのか?」
すれば彼女はニッコリと満面の笑顔を浮かべて、美馬の顔の前にピースを突きつける。
悲しいことに『邪魔』だとその手は美馬に弾かれ終わったが、表情からして彼女が解けたことは明確だろう。
「これで赤点回避も夢じゃない!!」
「……赤点回避じゃなくて俺の苦労を考えると満点を狙って欲しいところだがな」
「それがですね……途中で書くマスがズレてることに気づい…………あ、あはは!! 美馬ちゃん?! 顔怖いよ?!」
解答欄に埋めるべき答えがズレていたからそれで書き直しに時間を食い、全問解けなかった。そう言いたかったのに、、その先を察知した美馬ちゃんの顔が急に険しくなかったので慌てて笑って誤魔化しに入る。
「マークシート式でもないのに、何故解答欄がズレるのか理解が出来なかっただけだ。気にするな」
彼の『気にするな』はその逆であるということを、私は最近気がついた。気にするなと言われて気にならない人間に見えてるのかな、美馬ちゃんは。
「この調子なら過去最高得点狙える気がする!!」
「赤点回避のイコールが最高得点とは悲しい話……いや、涙ぐましい努力の賜物だな」
『拍手でもしてやろうか?』などと意地悪く言ってくる美馬ちゃんに、私は唇を尖らせた。
「……そんなだから友達いないんだよ」
「………… おい、聞こえたぞ」
彼はやはり地獄耳なのか。彼からの反撃が怖い私は『時間だ!!』と、慌てて自分の教室に逃げ込んだ。
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ゆゆ - 美馬ナインwww🤣 (9月16日 23時) (レス) id: d177d043dc (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - ゆゆさん» 美馬ちゃんには散々振り回されそうな予感しかしないのでちょっとした仕返しの回です😏✨ (6月15日 21時) (レス) id: 259fa0886e (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 美馬ちゃんが振り回されてる感じがたまらん!!🤣💕 (6月6日 2時) (レス) id: 385c1e544a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - わあああ!!😭そんなふうに言ってもらえて私も嬉しいです!!😖💕更新も楽しみですが主様からの返信が1番楽しみです!!😆🫶🏻 (2023年4月30日 21時) (レス) id: c431f15d29 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - ゆゆさん» 気持ちに自覚するまでかなりの時間を有する男だと思っています笑🤣‼️ こちらこそいつもコメントありがとうございます、ゆゆさんのコメントに救われています🙏🙌 (2023年4月29日 21時) (レス) id: 259fa0886e (このIDを非表示/違反報告)
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