探偵と怪盗と協力者と。【紺青の拳】

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「 ま、これはどうにもなんないね。どんまい新一 」




「 オメーな、他人事だからって 」





なんだかんだで博士宅を後にした私たち


結局哀ちゃんから薬は貰えずじまいだった





「 コナンでのパスポート作れば良かったのに 」



「 それもそうなんだがもう間に合わねぇよ。
くっそ、早めに作っておくべきだったぜ。

チッ、灰原のやつ… 」







コツ …








「 … ねえ、」




「 あぁ… 分かってる 」






誰かに後をつけられてる、


新一も感じているのだからきっと勘違いではない






曲がり角を走って右に曲がる


隣を見れば麻酔銃を構える新一





角から出てきたのは、


蘭 … ？






「 蘭 、蘭姉ちゃん。ど、どうしたの？ こんな所…で 、？ 」




「 ずっと待ってたんだよ」







そう言いニヤリと笑い新一を気絶させた蘭、



ではなく、








「 何やってんの、快斗 」


「 あり？バレた？ 」






そう、目の前のコイツは蘭ではなく蘭に変装した快斗だ






「 何これ私聞いてないけど！」


「 まあ後で順を追って説明してやるからよ。とりあえずコイツからだ 」





そう言い気絶している新一を抱き上げる









「 ちょっと不味いことになってな、コイツの力が必要なんだ 」









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