俺らの"妹" 私の"お兄ちゃん"２[ARS]

・ 全校生徒の前で… ページ20

翔side




Aが倒れた。


舞台袖からすぐな駆け寄って、声をかける。



和「A……」


和は、ぼーっとしちゃってるから、Aをおんぶして、和を連れて、保健室に向かった。

背中から伝わる体温はすごく熱くて……
保健室の体温計で測ると、３８度を超えていた。

気を失ってしまっているけど、呼吸はちゃんとしているし、大丈夫。


和「Aー、冷えピタ貼るよー？」


和が冷えピタを貼って、毛布を掛けてあげている。


はぁー、俺、担任なんだけどなぁ……
なんで、気づけないんだろう……


「………んっ………むぅ」


和「あっ！」



暫くして、和の声が聞こえたと思ったら、

和「しょーちゃん、A目覚ましたよ。」

「ほんと？今行く。」

和「大丈夫？」

A「……作文は？」

和「それは、また今度だよ。
ね？翔せんせー？」

「うん、時間取れるか聞いてみるよ。
だから、今日はゆっくり休みな。」

A「………うん」


納得していない感じはしたけど頷いてくれた。


お昼の時間になると、雅紀も潤も智くんも保健室に来て、特別に家族でお弁当を食べた。



智「A大丈夫？」


A「うん、もうへーき。」



智「和は？どうしたの？」

和「人に酔ったから。」

智「そっか。」



潤「はやく、作文の続き聞きたい！」

雅「ね！俺よりうまいもん！作文！！」

それは、問題だぞ。雅紀！


翔「よし！じゃあ、学校で時間作れるか話し合おっか。」


「「「やったー！」」」



Aは、顔を赤らめて照れていた。



今度は、もう、サプライズじゃないけど……

楽しみにしてるぞ！




*☼*―――――*☼*―――――



遅くなってすみませんでした。

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