俺らの"妹" 私の"お兄ちゃん"２[ARS]

＊ 部活（和） ページ1

和也side





今年もこの季節がやってきた。

桜が舞い散る、春。



今日は、部活動一斉ミーティング。

そう、新１年生の本入部の日。



後輩ができるのは、これで２回目だけどこの日は、苦手。


そもそも、あまり部活に出れない僕は後輩の目にどう写っているのか怖い。



でも、このミーティングは６時限目の中に入っていて、行かないと放送で呼び出されてしまう。



はぁ…………自己紹介とかするのかな………



実は、給食辺りから

ちょっと、具合悪くて………



一人でいたかったから誘ってくれた友達には、適当な理由を付けて、先に行ってもらった。

だから、教室には僕１人。




潤くんは、まだ隣のクラスにいるかな………




こんなことバレたら、保健室に行かされるだろう………ヤダな……





なのに、潤くん来てくれないかな？と、期待してる自分もいて、よく分からない。


でも、行かなきゃと思い立ち上がろうとした時…………




あ、やばい………



視界がぐるぐると回る。





「はぁっ………」





僕は、床にしゃがみ込んだ。



その時だった。


後ろから今一番聞きたい声がした。

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