昼休み ページ6
昼休み。
『沢田綱吉、獄寺隼人、山本武、直ちに屋上に来なさい』
放送室を借りて、放送を流す。
『全校生徒の皆様コンニチワ！お騒がせしてすみません〜！この度風紀委員会副委員長になりました⭐銀月Aです！以後よろしく！』
ブチッ
教室が一瞬にして凍りついた。
”風紀委員会”しかも”副委員長”
ヒバリの直属の部下なのだから、みんな恐れおののく。
「ひえぇえぇえ！」
怯える綱吉。
「大丈夫っすよ10代目！所詮は女ですし！」
余裕をぶっこいている獄寺
「ま、とりあえずえいくか！」
安定の山本(笑)
『あ、30秒以内に来てね！いくよ〜』
カウントダウン、スタート！
『いーち、にー、さーん…』
「ええぇ？！どうしようっ！」
「いくぞ！ツナ！」
「ちっ！あの女…」
_____________________________
『さーんじゅう！』
バタン！
屋上の扉が一気に開いた、、
ブチッ…
放送をきる。
『ギリギリ間に合った…？あれ、綱吉君は？』
「はぁっ…はぁっ…間にあっ…た___?」
彼だけ遅れてくる。でもまぁ彼にしては良くやったと思う。
『5秒…遅刻だよ？綱吉君(笑)』
「それじゃ、始めようじゃねぇか？」
『おっ！じゃあ意欲満々なごっきゅんから行く？』
「ごっ…きゅん？！」
そう言ってボクは傘を出した。
「な、それどこから出したんだよ？！」
獄寺が驚いている。
『んー…マジック？
まぁ、つべこべ言わず、始めよう！ルールは簡単！場外…この屋上から落ちたら負け！
そんじゃ、スタート〜！』
まず獄寺は果てろ！と、おきまりのセリフを言い、ボムを投げる。
ボクは傘を開き、くるくると回し、ボムを返した。
「なっ…！」
ひるんだところで一気に攻める。
ボクは地面を蹴り、一気に飛躍し、獄寺を…
落とした。
「(10代目…俺はもう…だめみたいです…守れなくて…すみませんでした)」
でも殺す必要なんてない…逆に死んでもらっては困るから…
『安心して落ちて…マットがあるから』
獄寺が落ちる真下に、分厚いマットを出した。
「ご、獄寺くんっ！」
「銀月…！」
『大丈夫！下にマットがあるから！』
それを確認し、二人を待たせて、下に飛び降りる。
『やぁ！怪我はない？』
「おまえ一体…何者だ…？」
『…しがない普通の…マジシャンだよ？』
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作者名：一等星パンダ | 作成日時：2015年10月7日 22時
