11話 ページ11
言いたかった言葉と共に、側に置いておいたプレゼントを渡す。
見てもいい？と聞く彼にどうぞ、と了承し彼の反応を待つ。
俺は彼のようなセンスは無いから喜んで貰えるか不安だが、それでも悩んだ末に選んだプレゼントだ。
貰って、喜んでくれたら…嬉しい…
「すげぇ！！めっちゃお洒落！！！」
箱を開けて大はしゃぎする彼を見て良かった、と俺は安堵の息を吐く。
彼に送ったのはネクタイピンである。
ゴールドを主体としたボディに小さく彼のメンバーカラーの青い石が埋め込まれているシンプルなネクタイピン。
「うわぁ〜〜！！！！！めっちゃ嬉しい！！！俺これ明日から着けるから！！！ありがとう！！たなっち〜！！！！！」
大した物でもないのに、大袈裟なほど喜んでくれる彼にまた１つ愛しさが積もる。
(こんなこと言ったら重いと思われちゃうかもしれない…でも、彼も同じ事をしてたから良いかな…。)
そう思って俺は自分のネクタイピンを指差して彼に言う。
「実は、俺とお揃いなんです…よ…」
照れ臭くて尻込みながら伝えると彼は俺を抱き締めて言う。
「あんまり可愛いことしないでよ…我慢できなくなる…」
「いや、お揃いはだいちくんと一緒だけど…」
「そういうことじゃないよもぉ〜！！」
「どういうことっすかw」
お互いにぎゅーぎゅーと抱き締め合って他愛もない話をする。
「俺、今までの誕生日で今日が1番幸せだわ…
それもこれも、龍が居てくれたからなんだよ。
本当にありがとう…
これからは、ちゃんと思ったことは口に出して伝え合っていこうね。もう、龍の泣いてる顔も、辛い顔も見たくないから…」
大好き、愛してるよ龍。
俺も愛してる、大好きだよ大地。
そう言って静かに目を閉じて俺たちは静かにキスをした。
翌日、自分達の目は泣いたせいか腫れぼったくて朝からはじめさんや他のメンバーに
「顔やばwww」と揶揄われた。
でも良いんだ。
俺たちはこの目の腫れにだって愛おしさを感じられるんだから。
お互いに目配せをして吹き出す。
笑う2人のシャツの第3ボタンの下には2人の笑顔に負けないくらい輝くネクタイピンが光っていた。
END
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paki(プロフ) - まみさん» ありがとうございます！！これからも温かく見守っていてくださると嬉しいです！！ (2019年4月11日 22時) (
レス) id: 4778914439 (このIDを非表示/違反報告)
paki(プロフ) - 殺羅さん» 好きと言って頂けると本当に嬉しいですし、励みになります！！ありがとうございます！！ (2019年4月11日 22時) (レス) id: 4778914439 (このIDを非表示/違反報告)
paki(プロフ) - キキさん» キキさん！！ありがとうございます！！そう言って頂けると励みになります！！ (2019年4月11日 13時) (レス) id: 4778914439 (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - 好きです！素晴らしすぎます…これからの活躍を期待してます！！ (2019年4月10日 21時) (レス) id: adb9b11646 (このIDを非表示/違反報告)
殺羅(プロフ) - ほんっっっとうに良きです…好きです… (2019年4月10日 15時) (レス) id: 020d72f87d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：paki | 作成日時：2019年4月10日 3時
