過保護 ページ44
角「Aは相変わらず怒ってますよ」
北「そうか…」
信介は視線を伏せた。
北「家でも喋ってくれんから謝りたくても謝れん」
治「そうですか…」
侑「(北さんがかつてないほどしゅんとしとる…)」
角「…北さんって過保護なとこありますよね」
その瞬間。
信介が少し驚いた顔をした。
侑と治は角名の方を見た。
侑「角名、ちょっとこいや」
角「えっなんで?」
侑「えーからこいや!!さっきから北兄妹の地雷踏みすぎやろォォォ!!!おまっ反省してないんか!!」
角「過保護って言っただけじゃん」
侑「それが問題大アリやねん!!北さんに過保護とか絶対怒られるで!!!すんません北さん!!角名はなんっにも分かっとらんのです!!」
治「お前も謝るんや角名」
角「は?え、ごめんなさ「えーよ。本当のことやし」
侑&治「「え?」」
北「俺が過保護なの自分でわかっとるし。
Aが中学生の時な、Aは雑誌にも載るくらいバレー頑張っとってん。
滅多に疲れたとか、もう辞めたいとか弱音吐かない奴やった。
でも俺がAの部活見に行った時、Aは1人でバレーやらされとった。
休憩時間にAが仲間に相談持ち掛けても、Aに任せる、北が全部決めろとか言われとった。
Aはそんな部活でも弱音を吐かずに頑張っとった。
そんである日、Aは俺に言った。このままじゃ私は駄目になる、だからバレーやるのやめるって。
最後にちっさく疲れたって言った。
…Aは、辛いこととか隠すの上手いんや。だからつい俺が口出してまう。過保護って言われても仕方ない」
侑「……A、そんなことがあったんや」
角「めっちゃ意外」
北「だから…」
その時。
信介の前にある人が飛び出した。
『…ッごめん…!!わ、私も、悪かった…!!許してあげる!』
Aだった。
Aはそのまま4人に背を向けて走り去った。
角「…ふふっなにあれ」
治「Aらしいなぁ」
北「ごめんな、俺A追いかけるわ。話聞いてくれておおきに」
信介も3人に背を向けて走り去った。
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パエリヤさん(プロフ) - 赤羽さん» ありがとうございます!!実は赤羽さんのコメント読んでモチベめっちゃ上がって番外編更新したんです!!笑よければご覧ください!!好きな作品だなんてもうめっちゃ嬉しいです!ホントにこちらこそモチベたくさんもらってありがとうございました♡ (4月4日 21時) (レス) id: a088706bb8 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 - はぁーーー好きです。オチ誰かな誰かなってすっごいドキドキしながら読んでました!!めっちゃ好きな作品です!ありがとうございました! (4月3日 16時) (レス) @page48 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
パエリヤさん(プロフ) - おとうふちゃんさん» はい!!喜んで! (10月26日 22時) (レス) id: a088706bb8 (このIDを非表示/違反報告)
おとうふちゃん - おひさしぶりです!ありがとうございます(≧∀≦)お父さん誘ったら断られちゃったんですけど、友達と行くことになりました。映画めっちゃ楽しみですね!!見たらまた語りましょ!! (6月22日 11時) (レス) id: a2642f1412 (このIDを非表示/違反報告)
パエリヤさん(プロフ) - おとうふちゃんさん» 映画は多分今年の夏ですよ! (6月10日 17時) (レス) id: a088706bb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パエリヤさん x他1人 | 作成日時:2023年4月4日 7時