検索窓
今日:58 hit、昨日:39 hit、合計:84,745 hit

新たな武器 ページ33

ーAサイドー



 
目を覚ますと、目の前には信介の顔があった。



ていうか私いつの間に寝たんだ…?あっ侑に運ばれて、そっからすぐ寝たんだ…



どのくらい寝たんだろ。私はそばにあったスマホを取った。


うわ、丸一日寝てる。じゃあ今日は合宿5日目か。


私はゆっくり起き上がって、信介の方を見た。


『ねぇ、信介』


北「……」


すると、信介は私から顔をふいっと逸らした。


『し、信す「お兄ちゃん、前から言うとったやん」


北「自分の体調はしっかり管理せいって。そんで、少しでも体調悪いな感じたら休めって」


『…ごめん』


北「お兄ちゃん今日Aと口聞かへんからな」


信介はそう言って、立ち上がった。


そして、私に背を向け部屋を出ようとした。


『待って!!』


もちろん、この私がそんなことを許すはずない。


だいぶ前、私は1日信介に無視されたが、本当に面倒臭かった。


特に、自分から無視するって言ったくせに、めっちゃ寂しそうな顔をするのがイラッときた。


その次の日は狂ったように話しかけまくって、いやホントマジで面倒臭かった。


『待って、行かないで…』


北「……!」


私が寂しそうな声を出すと、信介は首がもげるんじゃないかってくらい思いっきり振り向いた。


よし、やるぞ私。覚悟を決めろ私。頑張れ私ィィィ!



 
 
 
私は息を吸った。
 
 


『ごめんなさい、お兄ちゃん』


北「えーよ」
 
 
『え?』


北「えーよ」


『は?』


北「じゃ、みんな待っとるではよ準備して来てな」


『?は、はい』


信介はそう言って部屋から出て行ってしまった。


こ、これは…!
 
 
信兄呼びより効果はないけど!使える!使えるぞこれ!


おおおおおお!これで信介の面倒臭さが軽減する!!!!サイコーォォォ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ってか準備しなきゃ!!!
 
 
 
 
 
 
私は急いで着替え始めた。

あかん→←応援



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (113 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
460人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

パエリヤさん(プロフ) - 赤羽さん» ありがとうございます!!実は赤羽さんのコメント読んでモチベめっちゃ上がって番外編更新したんです!!笑よければご覧ください!!好きな作品だなんてもうめっちゃ嬉しいです!ホントにこちらこそモチベたくさんもらってありがとうございました♡ (4月4日 21時) (レス) id: a088706bb8 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 - はぁーーー好きです。オチ誰かな誰かなってすっごいドキドキしながら読んでました!!めっちゃ好きな作品です!ありがとうございました! (4月3日 16時) (レス) @page48 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
パエリヤさん(プロフ) - おとうふちゃんさん» はい!!喜んで! (10月26日 22時) (レス) id: a088706bb8 (このIDを非表示/違反報告)
おとうふちゃん - おひさしぶりです!ありがとうございます(≧∀≦)お父さん誘ったら断られちゃったんですけど、友達と行くことになりました。映画めっちゃ楽しみですね!!見たらまた語りましょ!! (6月22日 11時) (レス) id: a2642f1412 (このIDを非表示/違反報告)
パエリヤさん(プロフ) - おとうふちゃんさん» 映画は多分今年の夏ですよ! (6月10日 17時) (レス) id: a088706bb8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:パエリヤさん x他1人 | 作成日時:2023年4月4日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。