みんな大好き北さんの妹 2【稲荷崎】

赤葦＆黒尾 ページ22

おまけ



肝試しにて、赤葦＆黒尾ペア



　

2人はしばらく黙って歩いていたが、そのうち赤葦が喋り始めた。


赤「黒尾さん」


黒「んー？」


赤「黒尾さんって、Aのこと好きですよね」


黒「…んなわけないでしょー？なにを根拠にそんな(笑)」


赤「Aの名前を呼ぶ時、凄く優しい顔してたんです」


黒「俺が？」


赤「はい」


黒「気のせい気のせい」


と、言いつつも黒尾は内心焦りに焦っていた。


黒尾は既に1年前、Aに会った時からずっと好きなのだ。


誰に対しても態度を変えず、先輩にも媚びない性格。

なかなか見せない笑顔。

容姿は別段いいわけでもないが、Aの持っているなにかに黒尾は惹きつけられる。


黒「あかーしはどうなのよ、結構仲良いんじゃない？」


黒尾に問われ、赤葦は少し考えた。


赤「…そうですね、見てて飽きません」


黒「それは分かる」


赤「変ですよね、あの人。


　
試合出ないのにサーブ増やして、


スパイクの研究して、


改造して、




　

驚くほど真っ直ぐで。
　
　
　

　

　
　

　
　

　
前までは尊敬に近い感情を抱いてましたが、

　
　
　
　
　
最近はAの素直さがが可愛いって思います」






　
　
　
　
黒「そうだよな…かわい、え？可愛い？」


赤「はい」


至って真顔で答える赤葦。


黒「いやそれ好きじゃん」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
赤「っえ」


黒「へーふーん…あかーしくんはAが好きなのねぇ」


　
　
　
　
　
普段、冷静かつクールな赤葦の顔はみるみるうちに赤くなった。
　
　
　
　
　
　
　
　
赤「っ違います！忘れてください！」


黒「やなこった〜」

　
赤「黒尾さん！」


黒「へへっ」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
内心赤葦がライバルとかヤバいだろと焦り倒す黒尾であった。

熱→←首

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す