みんな大好き北さんの妹 2【稲荷崎】

始まり ページ19

練習の後、肝試しまで時間があったため私は寝ることにした。



流石にこの状態で乗り切れる気がしなかった。





　
　
　
　
　
　
　
そしてまあまあいい状態で迎えた肝試し。
　
　
正直言って心境はいい状態ではない。



そりゃ肝試しだもの。肝試しとは一生分かり合える気がしない。

　
　
しかも2人ペアって…カップルかよ。



いっそのこと5人くらいにしようよ。



そんなことを考えていると、くじが私に回ってきた。



まあ適当に引いとくか。



別に(信介以外だったら)誰でもいいし。



私は引いた番号を見た。



…4、不吉。



すると、



「4の人ー」



という声が聞こえた。



流石にマネちゃんズとは無理か…今の声は男だったもんな…



私は声のした方へ向かった。



どうか信介以外でお願いします。



4の書かれた紙を持っていたのは、



「もしかして4？」



『そうだけど…
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
角名も？』


角「うん」


『角名とペアかーまあせいぜい私を霊から遠ざけてくれ』


角「悲鳴あげてるほうが面白くない？」


『うわドS』


角「俺にしがみついてもいいからね」


『絶対ない』


角「とか言って」


『悲鳴もあげない絶対に』


角「どうせ無理だよ」


『賭けてもいいよ？』


角「へぇーじゃあ勝った方の言うこと聞いてね」


『任せなさい』

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