みんな大好き北さんの妹【稲荷崎】

再会 ページ4

　
　

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ここが…東京…すごい都会だ。

駅から出て辺りを見渡すと、ビル、ビル、ビル。

本当にすごい。


「Aーー！」


ふと名前を呼ばれて振り返ると、そこには懐かしい母の姿が。


『お母さん！久しぶり！』


母「久しぶりね！元気にしてた？少し背が伸びたんじゃない？」


『うん！伸びたよ！』


母「これから約I年一緒に暮らせるのね！嬉しいわ〜」


『私も！』


母に家へ案内されて、父との再会を経た。荷物などを片付けたりしたから大分疲れたI日だったけれど、私の興奮は中々おさまらなかった。

なんてったって、明日からは実際に、この目で、生で、あの迫力満載の高校バレーを見れるんだから。


母「そういえばAは高校バレーが見たくてこっちに来たのよね？明日はどこの高校へ見に行くの？」


『音駒ってところ』


母「へー知らないわねー。でもあんまりそっちに夢中になってはダメよ。信介が嫉妬しちゃうわ。
今日も珍しく電話してきて、Aになにかあったらすぐ飛んで行くから連絡してって。本当に妹思いね。」


『度が過ぎてるんだよ信介は。新幹線で何時間掛かると思ってんだか』


母「まあいいじゃないの。あら、もうこんな時間。寝たほうがいいんじゃない？」


『そうだね、おやすみ』


頭の中で、音駒への道を確認しながら寝ることにした。

明日が本当に楽しみだ。

スパイクやっぱり人それぞれ違うフォームなのかな。ブロックとかはどうなんだろう。スペシャリストとかいたら教えてもらいたいな。レシーブも上手いんだろうな。




そんなことを考えていたら、すぐに眠りについてしまった。

音駒侵入→←急な旅立ち

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