みんな大好き北さんの妹【稲荷崎】

理由　1 ページ20

______……………



ある日の部活終わり。
　

　
北「あ、もうすぐ試験や」



侑「フゴっゲホッゲホッ」



信介のポツリとした呟きを聞き、侑は明らかな動揺を見せた。



『あっそうじゃん。勉強しないとな』


北「なあ侑？」


侑「ギクッええまあそろそろ勉強し始めよっかなって思ってました」


北「結果が楽しみやなぁ」


治「フッ俺も楽しみにしとるでツム」


侑「あ“あーんなに抜かしとんねんこの平均点ギリギリ野郎が！！」


治「平均超えてないお前よりマシや！」


侑「俺は今回から本気出すもん！」


北「侑は赤点取ったら部活テスト明け一週間無しな」


侑「え"…」


治「プククッええ気味や」


北「治お前もや」


治「え“…」


『はーっはっはっ！これだからおバカちゃんボーイズは困っちゃうなぁ！！一週間出来ないなんて可哀想だなあ！！みんなに置いてかれて精神を病んだりはしないでくれよ！！はーっはっはっ！』


侑「そういうお前はどうなんや！！」


『私の記憶力があれば余裕だね』


侑「こんのチート野郎がァ！！」


北「てゆー訳でみんなテスト週間中は部活ないから間違えて来ーへんように、解散」


部員達が返事をして、解散し始める。

　
北「A、帰ろーや」


『うん』


私と信介は、並んで歩き出した。


北「なあ、Aは彼氏作るん」

　
　
　

　
　
　

　
　
『うーんそうだね…彼氏、彼氏かぁ…

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
は？彼氏？』
　
　
北「おん」


『なんで急に』


北「いや、彼氏おったらお兄ちゃんと一緒に帰ってくれんくなるやん。寂しいなー思て」



　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
…、

理由　2→←混合スパイク

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