最強 ページ44
_________…………………
ドリンク作りがやっと終わり、私は2回に分けて仲間と白鳥沢のドリンクのカゴを運び終わった。
明日は絶対筋肉痛である。
『(白鳥沢は試合終わって休憩モードだけど、音駒はまだっぽいな…白鳥沢を配ってから音駒配るか)』
私は白鳥沢のドリンクのカゴを持って、部員がたむろしている場所に向かった。
『すんませーん。ドリンクとタオルですー』
私はカゴをどさっと置いて、白鳥沢の部員に声を掛けた。部員達はこっちを振り向き、ゾロゾロやって来た。
「ええ〜君だぁれ〜?」
赤頭の人が、体をぐねらせて私に声を掛けた。
なんだこの人妖怪みたいだな…てか体の角度どうなってんだ。
『伊達工二年、臨時マネのAAです。あ、ドリンクは濃い薄いを半分半分で作ったんで、好きなの持ってってください。濃いのはボトルに付箋が貼ってあります』
部員達が自分の好みのボトルをそれぞれ持っていく。しかし、この妖怪みたいな人は私の顔をじっと見つめたまんま。
「へぇ〜二年なのに気が利くねぇ〜」
なんだ二年なのにって、偏見凄いなこの人。
「もしかして若利君狙いかな〜」
誰だよ若利君って。知らねーよ。
『いや誰も狙ってないです』
「臨時マネとかも若利君に近づきたいからとかじゃないの〜?」
『近づきたくないです』(酷い)
「ほんとに〜?」
『はい』
「ほんとに〜?」
だーかーらァァァ!!誰も狙ってないっつーのなんだこの妖怪野郎が潰すぞォォォ!
こんっな疲れてる時になんっで私がこんな奴に絡まれないといけないんだよタコがァァァ!
これから音駒も配んのにちょっとは休ませろコラァァァ!
「…天童さん。この人、困ってますよ」
ナイス!これだこれ!ちょっとはいい人いるじゃないか!!誰だこの人?こんないい人そうそういないからね名前を覚えることにしましょう。
「えーいいじゃーん賢二郎」
なるほど賢二郎ね。覚えておきましょう。
『あっいっけなーい!(棒)もうこんな時間ッそろそろ行かないとぉじゃさよならぁうふふぅ』
ひっさァァァつッッ!語尾ぶりっ子ッ!
説明しよう。語尾ぶりっことは、通常の語尾伸ばし“〜“ではなく、“とぉ“、"らぁ“のように、母音を小さくして伸ばす主にぶりっ子が用いる語尾伸ばしのことであるッ!
これを極めた私をズバリ2文字で表すと「最強」!
…てことで音駒に行くかー。
92人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
パエリヤさん(プロフ) - 結愛さん» ありがとうございます!返信遅くなってすみません! (8月31日 14時) (レス) id: a088706bb8 (このIDを非表示/違反報告)
結愛 - ヤンデレ気味のニロさん好き面白い是からも作者様ファイトです (2023年2月23日 11時) (レス) @page26 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
パエリヤさん(プロフ) - ラブリーハートのプリキュアさん» ありがとうございます!更新頑張ります🔥 (2023年1月28日 9時) (レス) id: a088706bb8 (このIDを非表示/違反報告)
ラブリーハートのプリキュア(プロフ) - すごいおもしろくて、ハマりました。応援しています。 (2023年1月26日 13時) (レス) @page20 id: e637488948 (このIDを非表示/違反報告)
パエリヤさん(プロフ) - フランとベルさん» コメありがとうございます!こういうコメめっちゃモチベになります!更新頑張ります✨ (2023年1月14日 10時) (レス) id: a088706bb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:パエリヤさん | 作成日時:2023年1月11日 21時