みんな大好き北さんの妹番外編 (ページ14)

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鴎台編 4 ページ14

それからというもの、Aは鴎台の練習を熱心に見た。

　

その集中力と忍耐力といったら。誰もが驚くほどであった。

　
そして練習が終わり、誰もいない時間帯になると。

　
星「おーいやんぞ」

　
『うん！』

　
星海、昼神はAの練習に付き合う約束をした。セッターでもないが昼神がトスを上げることになっている。

　
星「いいか！よく聞け！俺が今から教えんのはすげージャンプだ！」

　
『(語彙力…なんか木兎の時も思ったけど天才って語彙力ないんだよなぁ…)』

　
昼「ふふっAちゃん今語彙力ないって思ったでしょ」

星「なんだと！？」

　
『おおお思ってない！！いやぁ教えてくれて嬉しいなぁって！！ね？』

星「…ふん」

　
星海はバレーボールを手に取った。

そして、それをAに突き出した。

　
　
　
星「俺が教えてやんのは男子とも戦える飛び方だ！

　
ただ俺が見込みないって思ったら教えてやんねー！時間の無駄だからだ。いいな！」

　

きっとキツイ練習になるだろう。木兎の時のように。

　
　
しかしそれをわかっていながらも、Aは大胆不敵に笑った。

　
『もちろん！！』

　
そうして練習は始まった。

　
昼「ひとまず一回スパイク打ってもらったら？実力とかわかるし」

　
星「おう。じゃ打ってみろ！トス上げてやる」

　
星海はそう言うとセッターのポジションに、Aはコートの後ろまで下がってスパイカーのポジションに立った。

　
『じゃあ行くよー』

　