恋愛ムリ。ぜったい。【黒尾鉄朗】 (ページ10)

今日:10 hit、昨日:27 hit、合計:10,660 hit

盗み見ページ10

　
　
no side

　
　
　
　
　
　
　
　
　
一連の様子を盗み見ていた夜久、研磨、海は、呆然としてる黒尾に近寄った。
　
　
　
　

　
　
　
夜久「ひゃっはっはっは！！完全に脈なしじゃねーか！！」

「ご退場願いマス」

海「まあまあ。流石に距離の詰め方が不自然すぎたんじゃないのか？」

「やっぱそうか…」

　
黒尾の沈んだ顔を見て、夜久は面白そうに笑いを堪えた。

　
　
　
研磨「…葉山さんって、見てると極端に人との接触を嫌ってる気がする…結構クリア困難かも…」

夜久「そりゃそうだろ！あんなこてんぱんにやられてる黒尾初めて見たぜ」

　
海「同じく」

　
海が優しい笑みを浮かべる。

　
海「まだ時間はあるよ。ゆっくり心を開いて貰えばいいさ」

　
　

夜久と研磨が頷く。

　
　
4人は部活へと足を動かし始めた。

　
　
　

　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
ふと、黒尾が口を開いた。

　
　
　
　
　
　
　
「こう思うと俺さ、まともな恋愛してきてないんだなーって感じるわ」

　
夜久「ぶはっ確かに！あんな黒尾のダメシーン見たことねーし！」

「振られる姿がレアでごめんなさ〜い？」

夜久「くっ…」

研磨「…俺はもう協力すんのやだ」

「そう言わずにさ〜！」

研磨「めんどくさい」

　
　
　

　
　
　