検索窓
今日:11 hit、昨日:27 hit、合計:10,661 hit

動揺 ページ9

 
 

 
 
どうする、私。


 
 

 
 
いや、まずとにかく目を逸らせ。顔だけは絶対見るな。


 
 
 
 
 

落ち着い、て、落ち着いて。てか落ち着け。


 
 
 
 
 


息吸って、吐いて。


 
 
 
 
 
 
 
さっきの金髪とも喋れたんだから、大丈夫。声出ろ。


 
 
 
 
 
 
 

 
黒尾先輩とは今後一切の関わりを持ちたくない。


 
 
 
 
 
 
 
 
ならどうすべき?もちろん今さっさと去るべきだよ。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
よし、そうしよう。一言入れてさっさと立ち去ろう。心配してくれている黒尾先輩には悪いけど、今の私には男子と喋る心の余裕なんてないのだ。



 

 
 
 
 
 
 

 
『すみません、私急ぐので』

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
よし、!声出た。
 
 
 
 
私は先輩の横を通り過ぎた。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
と思いきや。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

 
 
「待って」

 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 

 
 
 

 
 
 
手首に何かの感触がした。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それが、先輩の手だと気づく。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その瞬間、背筋がゾッとして、鳥肌が立った。

 
 
 
 
 
 
 

 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
『離してください、っ』

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
つい強く払い過ぎてしまった。と思ったのも束の間。私は激しい嫌悪感に襲われた。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
私は先輩の顔も見ずに無我夢中で走り出した。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
とにかく、その場から逃げ出したかった。
 
 
 
 
 

盗み見→←金髪



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
157人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:パエリヤさん | 作成日時:2024年3月1日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。