驚き ページ4
私が驚いて振り返る。
そこには、私を触ったであろう中年の男と、背の高い男子高校生がいた。
高校生「次の駅で降りろ。絶対逃げんな」
中年男「誤解だ!俺は触ってなんか!」
高校生「ねえ、そこのお嬢さん。このおっさんに触られたの間違いないよね?」
私が呆気に取られて頷くと、その人はにこっと笑った。
高校生「はい!交番行き〜!お嬢さんも着いてきてもらえます?」
丁度その時、目の前の電車のドアが開いた。
その瞬間、中年の男が高校生の腕を振り解いて私の真横を通り過ぎていった。
高校生「あっ」
高校生が驚きの声をあげた瞬間、私の手は反射的に動いていた。
ドゴッと鈍い音がホームに響く。
『既婚者が何やってんの?みっともない』
頬を抑えてその場にへたりと座り込む男。
すると、騒ぎを聞きつけた警官がこっちに近寄って来た。
「なんなんだ君たち!暴行事件か!」
「とりあえず交番まで来なさい!」
私は言われるがままに警官に着いて行った。
男と呆然としながら警官に支えられていた。
そして男子高校生も目撃者として連れて行かれた。
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作者名:パエリヤさん | 作成日時:2024年3月1日 23時