藍沢との子供2

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貴方サイド

赤ちゃんは無事に産まれて、名前は優華になった。優華の優は、優しい子に育って欲しい。華は、華のように美しく、綺麗に育って欲しい。という意味で名付けた。


最近は耕作も休んで一緒に育児してくれるんだけど…

藍沢「可愛いね〜」

そう。可愛いね〜。ばっかで私のことをすっぽかして育児してる。買い物行ってくるねーって言っても無視。いま女の子の日が始まってるから、余計ムカつく。お腹痛いし、頭も痛いのに大丈夫か？の一言もない。そんなことを考えてるうちにどんどんムカついてきた。


耕作に言おうかな。
でも1個言ったら何個も言ってしまいそう…

まあそれだったら翔北に行けばいっか。


言おう。



「ねぇね。」


藍沢「………」


「耕作！」


藍沢「…なんだ」

はぁ。機嫌悪くしてるし。

こっちの方が気分も悪いし、機嫌も悪いのに気づかない。というか気づいてくれない


「あのさ育児中で悪いんですけど、こっちは女の子の日で体調悪いの。なんで気遣ってくれないの」

藍沢「こっちは優華のことで精一杯なんだ。」


「じゃあ私がいなくなれば安心して育児ができるってこと？」

藍沢「何故そうなる」

「男っていいね。女はね。赤ちゃん産む時には必ず陣痛ってものがあるの。それなのに男はその痛さも味わわずに赤ちゃんを可愛がってる。…それってずるくない？女の子の日だってそう。お腹痛いし頭痛もする。それが1週間続く時だってある。なのに私のことをすっぽかして育児してる。耕作ってひどいね。」


藍沢「……」


「そうやって黙るんだ。……耕作なんて大っ嫌い！！！」


ドン！

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