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放課後、清美と教室に残って気になってることを
聞いた。
「清美、」
清美「ん?」
「なんで、私がホテル行ったの知ってたの?」
清美「…。」
聞いちゃダメだったよね、これは。。
「ごめん、帰ろっか。
そーだ!新しくできたカフェに行k..」
清美「見たの。」
「えっ??」
清美「入っていくところ見てたの。」
「いや、でもあそこはホテル街だし…」
清美「私ね、バイトしてるんだ」
「…うん」
なんとなく予想はできてた。
あの辺あの時間にいるのはそういう類の人だけ。
でも清美が?って思ってたからその可能性は
潰してた。
清美「私ね、風俗嬢してるの。お金なくて。
でもね、やらされてるわけじゃないんだよ。
最初はお金の為だったけど今は違う。
誇り持ってやってる。」
「そうだったんだ、、」
誇りを持ってやってる。それってすごいことだなって思った。けど伝え方がわからなくて
しばらく沈黙が続いた。
清美「ごめんね、汚いよね。ㅎㅎ..」
そんなんじゃない、ただ私は
「かっこいいって思ったの。」
清美「へっ??」
「なにその変な声ㅋㅋ
なにかを誇りを持ってできるって凄いことじゃん!
私はかっこいいって思ったよ」
清美「えっ」
「でも大事にしてね、体。無理はしないでね。
あと言いにくいこと言わせちゃってごめんね。
ありがと」
清美「いつかは知られちゃうかもしれないし、
このタイミングで言えてよかった」
「ほんと、ありがと」
清美「わたしこそ、ありがと。」
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作者名:ぴょぴょ | 作成日時:2018年9月22日 18時