. Honey berry . (ページ9)

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貴方side.

学校の帰り私はテヒョンさんと帰ってた。

あっ、心の中では"さん"付けね。

言わされた時だけ呼び捨て。

まだ信用できないから。

そうだ、聞かなきゃ。

私の噂知らないんですか？

って。もしかしたらこの人もヤリ目かもしれないし

聞いとかなきゃ。

「あっ、あ、の…」

TH「ん？」

「テヒョンさん、私の噂知らないんですか？」

TH「……知ってるよ。」

やっぱり、ならヤリ目かな。

TH「でも、本当かはわからない。本当かどうかは

本人しか知らないから100%信じてはないよ。

本人が話してくれるまでは俺は信じることは

できないよ」

あっ、、

初めて真実を知ろうとしてくれる人が現れた。

人は噂だけを信じて本当がどうかなんて

知ろうとしない。

なのに知ろうとしてくれてる。

なら一か八か話してみて離れたらそれまでの

ことだし、、なにって私は失うものがない。

これ以上噂を広められたところで正直別に～って

感じだし。。

話してみよう。テヒョンさんに。

「あの、そのことについてお話したいです。」

TH「俺も、聞かせてほしい」

________
貴方side.

「私がお父さんとそういう関係なのは

事実です」

多分テヒョンさんが一番気になっているであろう

ことを始めにはっきりと話した。

「でも、みんなの噂も間違ってるところがあって」

TH「…うん」

「私がやりたくてやってるってのと誰とでも

寝るってこと。私、父親以外とやったことないのに

いつのまにかビッチ扱いされたり。テヒョンさんが

今日真っ黒に塗ってくださった紙もおそらく中身

は…TH「もういいから」」

そう言うとテヒョンさんは私を抱きしめてくれた。

TH「泣いてんじゃん。」

わたし、、泣いてたんだ。話すのに夢中でなにも

気付いてなかった。

TH「話してくれてありがとう。」

ありがとう、、、

今のわたしには十分すぎる言葉だった。

TH「帰ったら、お父さんいるの？」

「今日は帰らないって言ってた」

TH「わかった。送ってく」

「いいよ！大丈夫だから」