あんだーてーる小学校！4

推し慣れ ページ26

Aside

『ちょいちょい』

ベリたやを連写するハニーさんの肩をポンポンと叩く

「ん？
　あぁ、Aちゃんか。
　どしたの？」

『どしたのって…
　何故そんなこそこそと……』

思えば私、結構推しに話しかけれるようになった

推し慣れしたなぁ…()

「んぁ
　Aちゃんじゃーん
　お小遣い渡しにきてくれたの？」

『断じて違うのですり寄らないで下さい』

格好いいけど煙草臭いの。

何故か流れに飲み込まれ、兄骨たちとベリーズの観察をする事になりかけた私

『あのですねぇ！
　私はただ遊びにきただけなんですけど！』

「えと…これって遊んでるよ」

はぁん！と謎の返事をした私は、完全に振り回されているのだった

結局、ベリーには話しかけれもせずに教室に戻ったけど…

保護者たちから、ベストショットをいくつか貰ったからいいよね！

まるで天使のような骨の写真がポケットにあるという事実にホクホク顔を浮かべる

ニヤニヤしながら教室に向かう様は、さぞ気持ち悪かったであろう。

そんな若干浮かれ気味だった私の精神は階段で転んだ事により、自らの痛みとは別のところで地に沈んだのである

『写真がぁ！写真に折り目がぁ！』

そのあとの1日を過ごす私を見た某破壊者は後にこう語ったという…


あの目はやり場のない悔しさに駈られていた…と……

まさか…！？→←不審者ぁ！

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