Messiahtale

休憩 ページ4

Aside

支度完了っ！

もう21時か…今日は泊まっていって貰おうかな

『皆ー！もう夜遅いから家に泊まらない？』

「…ああ、いい考えだな」

「お泊まり会ー？トランプやろうよ！」

良いねぇ

『神経衰弱なら負けないぞー！』

「僕は遠慮しとくよ、おやすみ姉ちゃん」

『おやすみー』

まだその時はみんなから感じる違和感に気づけ無かった

「オイラは見る専でー」

一緒にやれば良いのに

その後、神経衰弱を含むトランプ遊びをやって
仲良く同じベッドで寝た


チュンチュンッ

カーテンの隙間から漏れでる光はもう朝だと言う事を教えてくれる

今日は出発の日、シャキッとしないとね
昨日用意した鞄っと

『わ、もう全員起きてるのか、早いなぁ』

サンズとかいっつも寝坊してたから意外

「おはようA！
　私とお前以外もう外に出てるぞ」

アンダイン、教えてくれてありがとう

適当にパンをポケットに入れて靴を履く
まだ眠い物は眠いけど、頑張ろう

バタン

『待たせちゃってごめん！』

「大丈夫だよ、急がなくて良いから」

「ね、ねえ、出発前にアレやらない？」

私達にはアレ、が何かはすぐに理解できる

『じゃーやるよー？』

「健やかなる時も」

「病める時も」

「ただ、信じてー？」

「「『共に分け合っていこう！』」」

お決まりの約束だ

さて、確かめあえた事だし、アイの塔へ向かって歩こう

「このロケット、お金を出し合って買ったよね」

『懐かしー！お揃いにしたかったから
　お小遣い全部出した記憶あるよ』

「僕達の絆の証！」

私は首にかけて、キャラとフリスクは足首
マフェットはウエスト
アンダインは髪飾りに…と自由に身に付けている

「あそこのベンチで休憩にしましょう？
　ドーナツ持ってきたわよ〜」

「私はチョコだからね」

「はいはい、じゃあキャラはドーナツ無しで」

「はあ！？」

「そんなことで揉めるなんて、
　まだまだガキんちょだなキャラ」

サンズ、ニヤニヤしながら挑発してるけど…喧嘩しないでね

『やっぱマフェットのドーナツは美味しいね
　私には作れないよ、もぐもぐ』

「姉ちゃんだってケーキ作れるでしよ」

「生クリームもしつこく無いし、
　スポンジもふわふわしてるものね」

全然そんな事無いと思うけど、誉め言葉は受けとるのが礼儀なのかな

キャンプ→←本当は…

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す