あんだーてーる小学校！2

カルボよりふぁさぁ ページ10

Aside

『…って訳で毛糸を買いたいんだけど…』

カルボナーラ食べながら(クチャクチャはしてない)
サンズにお願いしてるAちゃんだよ！

何をって？人形作るためのけ・い・と

「別にオイラに言わなくても大丈夫だぜ
　買いたいだけ買ってくると良いさ」

やっさしー！そしてかねもっちー！

『ありがとう！』

敬語使ってないのはパピルスも一緒に食べてるから

そう言えばねー、今カルボナーラ食べてるじゃん？

土日に教えたんだけど…
才能あるんだよこれが

すぐ覚えてくれるし、指示通りに作ってくれて

『パピルスシェフになれるよ』
「僕もそう思う！」

あ、声に出ちった

テへッ♪

「本当か！まあ俺様には元々それだけの力量が
　あったと言うことだっ」

今度ジェノベーゼ的な物も教えてみよう

食事おーわり

ご飯食べ終わったけど…7時か

この位だったらお買い物行けるかな

『毛糸買いに行っても良い？』

「小学生が1人でこの時間に出歩くのは
　危ないと思うぞ」

『そっか…』

そうだよね普通

「そんな悲しそうな顔するなよ
　オイラもついて行って良いか？」

うぇーい
優しンズ(？)

『うん、やった！』

「どこに買いに行くか決めてるの？」

『ｷﾒﾃﾅｲ…』

考えて無かった

思い出させてくれてありがとぅ弟よ

「この前行ったショッピングモールの中に
　手芸店があったと思うぜ」

『じゃあ、そこで』

あんまり歩かないのは良くないから歩いて行こう

そこまで遠く無かった筈

『最近ルーラとか多用してるから
　歩いて行っても良い？』

「OKだ」

出発っ！

ヒュゥーー

うん、5月の夜をなめてた

この前より寒い
半袖で来るんじゃ無かった…

って言っても持ってないけどね
来るときに来てた服以外

『さっむ…』

声に出ちゃうよねこう言うのって

ふぁさぁ

ん？おいおいおい、まさか…

『やっぱパーカーじゃないですか！』


拝啓両親へ

私、全国のサンズファンに妬み殺されます
さようなら


温かいなって！なったのよ！

そしたらね、サンズが自分のパーカーをっ

『サンズさんが寒くなるので大丈夫です！』

「オイラ骨だから寒いとか無いから、
　こっちこそ大丈夫だ」

しかもサンズ私より小さいと思ってたのに何かぶかぶかじゃないか！

キャー、イケ骨やん

「何立ち止まってるんだ？行こうぜ」

手引かれたー！？

鼻血物だよ、
下品だから出さないよう耐えるけどね

“まだ”30分なのか→←卑怯かなぁ

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