dayflower.14 ページ14
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─…あと2ヶ月で、おらんくなる─
死ぬって、事だよね…？
「…そんなに、酷いん…？」
崇「うん、脳腫瘍。もう手術出来ひんぐらいまで大きくなってるんやって」
"今日もいい天気だね"
そんな挨拶と何ら変わらぬテンションで、言葉を紡いでいく�陲舛磴鵝�
何で…？
「…何で、笑ってんの…？」
今なら分かる。
その笑顔が本物じゃないって事。
嘘なら、余計に何で笑ってられるの？
「もうすぐ、死ぬんやろ…」
崇「うん」
「…この世から、おらんくなるんやろ…」
崇「そやで」
何で私が泣きそうになってるのに、当事者の�陲舛磴鵑肋亟蕕覆鵑世蹐Α�
崇「…汐里」
「…何…」
崇「汐里は、俺にとって高校生活で初の友達や」
「…っうん…」
病気のせいで、高校に行けない彼。
もう、学校の敷地を踏む事も叶わない。
崇「…友達やから、」
一旦、言葉が途切れた。
深呼吸する音が聞こえ、�陲舛磴鵑�口にしたのは。
崇「…もう、俺には会わんといてほしい」
私には、理解し難い言葉だった。
「…何、で…」
崇「…俺の事を"友達"って思ってくれるんなら、聞いてほしい。俺の、このお願い」
嫌だ。
何で。
色んな言葉が頭をよぎるけど、そのどれも口にはしなかった。
…いや、出来なかった。
崇「…お願いします」
…初めて、�陲舛磴鵑�笑顔を消した。
笑顔を消したその表情で、私に頭を下げた。
その行為は、何かに対する決別のような気がして。
�陲舛磴鵑隼笋法�見えない壁が出来た気がして。
「……っ」
頷く事も、拒否する事も出来なくて。
ただひたすらに涙を堪えながら、その場を立ち去る彼を見つめる事しか出来なかった。
.
崇「…自分が決めた癖に、女々しいな…」
彼が、1人流した涙の訳も知らず。
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mhygkj1101(プロフ) - はまちゃ。さん» コメントありがとうございます。この作品で泣いていただけることが、自分の中でのゴールなので嬉しいです！ (2018年5月14日 23時) (
レス) id: d0b6e37a2e (このIDを非表示/違反報告)
はまちゃ。(プロフ) - ステキなお話をありがとうございました。 (2018年5月14日 23時) (レス) id: ec8b28c16d (このIDを非表示/違反報告)
はまちゃ。(プロフ) - 涙が止まらず…、ボロ泣きの状態で読みました。作者さんの表現がとても美しく、心を奪われました。 (2018年5月14日 23時) (レス) id: ec8b28c16d (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - はいっ！心が綺麗な涙で満たされたくなったら来ます。 (2018年5月10日 0時) (レス) id: 42ea6c0922 (このIDを非表示/違反報告)
mhygkj1101(プロフ) - 一波さん» 何度も来てください！もっと切なくなって下さい！そんな風に言って貰えると嬉しいです…！ (2018年5月7日 8時) (レス) id: d0b6e37a2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：DAJTRTN-#
| 作成日時：2017年8月17日 22時
