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#33 ページ35

* 貴方side




 「これで晴れて棗君は、えにからの社員だ」


  そう言われた時、

  俺の頭には、叶君たちの顔が浮かんだ


貴方『(小声)何でだろォねェ…』


社長「何か言った?」


貴方『いいえェ、何でも無いですよォ』


社長「…前から思ってたけど、

  喋り方、特殊だよね 棗君」


  遂に、言われてしまった

  俺の喋り方について…


貴方『…直しましょうか?』


社長「いや、全然大丈夫

  …そのままで居て?」


貴方『良かったァ


  …じゃぁ、又、今度来ますので』


社長「は〜い

  …今度は同人誌をお恵み下さい」


  「お恵み下さい」はww


貴方『…もう社員なんだよなァww』


社長「…一瞬忘れかけてたわ


  じゃぁ、改めて、宜しくね」


貴方『はい、宜しくお願いします』



 ................
 ..............
 ...........
 ........
 ......
 ....
 ..
 .





  「ねぇ、なんで何も言ってくれなかったの?」





貴方『ヒェ


  …いや、あの、「な・ん・で?」…スミマセン』


叶 「…僕たち友達じゃなかったの?」



  何故、こんな事に…

  …俺が悪いんだけど



貴方『いや、だからこそっていうか…

  でも、これからは

  しっかり叶君の役に立てるよう「違う」…え?』


叶 「僕に何も言ってくれなかったのが嫌なの」


貴方『…良いの?

  叶君にこんな事で連絡して』


叶 「良いって言ってるじゃん!

  なんでそんなに僕と壁作るのさ!」


貴方『…壁を作ってるつもりは無いけど、


  …叶君とは住む世界が違うから』


叶 「…」




  怖い

  叶君の事を見れない




貴方『…

  ッでも、これからはちゃんと連絡するから!』



  静寂が、俺たちを包んだ


  …叶君も、俺も、俯いたままだ


  そんな

  静寂を破ったのは、叶君の一言だった




叶 「…本当に?」


貴方『…え?

  う、うん!』


叶 「〜♪

  良かったぁ〜

  言質は取ったからね〜」



  はい?



貴方『…まさか、


  嘘?』


叶 「人聞きが悪いめう〜


  …あながち嘘じゃないんだよな〜」



  最後の方は聞き取れなかったけど、

  良かった、叶君に嫌われた訳じゃないんだ


貴方『…良かった』








*

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アニヲタの2434好き - (夏`ω´)ノ茄さん» ご丁寧に有難う御座います (2021年9月23日 11時) (レス) id: cfb75b9330 (このIDを非表示/違反報告)
(夏`ω´)ノ茄(プロフ) - 説明文にある非公開設定の件ですが、話毎であれば話名横の非公開にレ点を。作品自体でしたら下の方にある「公開状態」を作者様の希望するもの(パスワード設定または友達のみ、になるのでしょうか)にしていただければ非公開になると思います。 (2021年9月23日 8時) (レス) id: 7a5da76c4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アニヲタの2434好き | 作成日時:2021年9月5日 10時

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