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ドアを閉め、着ているもの、全てを脱ぐ。
シャワーをし、クレンジングとシャンプーで、ヘアメイクを落とす。
浴槽に浸かりながら、
「…広い。」
バスルームを見渡した。
当たり前に泊めてもらっているけど、
きっとここはいいホテル。
普段の寮や、アメリカの友人の家には、浴槽にシャワーがついているユニットバスしかなくて、
その分お湯に浸かる習慣が減っていた。
ゆっくり浸かれるのも、顕嵐のおかげだなぁ、なんて。
「顕嵐ー。」
耳が良い顕嵐には聞こえると思って、お風呂場から話しかける。
「なに？」
大きめの返事が返ってくる。
「ありがとう、泊めてくれて。」
「全然。」
ドア越しに聞こえる顕嵐の返事がクールで、愛しくて。
「顕嵐ー、」
「なに？」
「なんでもない、呼んだだけ！(笑)」
「どしたの、(笑)」
私のおふざけに、最初のうちは笑っていた顕嵐だったけど、
「…早く、顔見たいから出てきて。」
ドア越しに、呟く声が聞こえた。
「顕嵐、イブだしなんかパーティーしたいね？」
「パーティー？
夜一通り食べたけど、足りない？」
「ううん、お腹はいっぱい。でも、なんか顕嵐と遊びたい、はしゃぎたい。」
「明日じゃなくて？」
「なんとなく、今。」
「どうやって？」
「わかんない、でも無茶なことしたい！」
クリスマスだからか、
お酒のせいか、
ＬＡの影響か、
顕嵐と会えたからか、
広いバスルームで一人、テンションが上がって。
「私、顕嵐とならどんなことも出来る気がする。
大変なことも、つらいことも、
普段しないようなことも。
顕嵐におんぶしてもらって凄いスピードで走ってる時とか、
さっきみたいに、人前でイルミネーションの前でキスしたりとか、
顕嵐とじゃなきゃ、
怖いし恥ずかしいし考えられなかったけど、
顕嵐となら、
なんか全部刺激で、
人生が楽しく感じられて、
こうして、ずっと顕嵐と一緒に、楽しく無茶して生きて行きたいなって。」
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apple - 昨日１から全て読ませていただきました！とても面白くて、次の展開がどんなものになるのか気になります。更新楽しみにしてます！ (2017年1月30日 5時) (
レス) id: 62dbafa79a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：踊れる人大好き芸人
| 作成日時：2017年1月10日 19時
